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ラジコン飛行機工作の小技 エポキシ接着剤用等量押出シリンジシステム

 ラジコン飛行機関係でブログを書こうという人間の中で僕ほどラジコンにお金をかけていない者はいないのではないかという自負を持っています(自慢にならない)。完成機は買わず、部品は努めて自作、工具も最低限です。電動工具はリューター(一応国産)と奥様不在のときだけ使えるヘアドライヤーだけです。そんな中での小技を紹介したいと思います。
 等量混合型のエポキシ接着剤用の「等量押出シリンジシステム」です。


 全体像はこんな感じ。これは「ラジコン機の製作材料としてのザ・スリム」の投稿でもちらっと触れました。そろそろ再充填の時期です。シリンジはロックタイトのシリンジ入りエポキシ接着剤の容器です。ロックタイトの製品とボンドEセットの製品が混じるとまずいと考えてロックタイトのシリンジは使い終わった後、アルコールと石鹸で入念に洗いました。
 シリンジの出口の径は3mmくらいですから3.3mm(1分?1/8インチ?)くらいの団子の串が栓としてぴったり合います。主剤用と硬化剤用の串を間違えるとやっかいなことになるので色違いのマスキングテープを串とシリンジに貼っておきます。


 ピストンもエポキシ接着剤を補充した後に間違えて差し込むと非常にまずいのでピストンにも色違いのマスキングテープを貼っておきます。
 うーん、大きい写真にすると薄ら汚いのが分かりますね。もう何年も使っていますから。


 再充填の工程です。充填した接着剤がなくなれば、ピストンを抜いてボンドEセットのA剤、B材をシリンジに流します。同じ接着剤を続けて使うので再充填のたびにシリンジを洗う必要はありません。8分目くらいまで入ったらピストンを差し込み、ひっくり返して気泡を出口の方に逃がします。栓にする竹串を間違えると大変ですから気を付けなければなりません。
 エポキシ接着剤は混合比が正しくないとこんにゃくのような状態になって強度が落ちます。この「等量押出シリンジシステム」なら両方のピストンを傾けずに同じだけ押せば少量であっても正確に押し出せます。システムの耐久性は十分というか壊れたことがないのでこれが1代目です。ピストンを間違えて差し込んで動かなくなった時でも無理やり引き抜いてアルコールで洗ったら使えるようになりました。


 こんなことを考えついてもやる人は少ないのではないかと思って投稿しました。

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