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1月28日、NGH GT9-Proの回転数チェック、「こてるNGH」が壊れた

 平日の飛行場は出席率が悪いので地上でエンジンをブーブー回しても迷惑をかけずに済みます。

 ということで、NGH GT9-Pro搭載機を持って行ってエンジンのデータを取ることにしました。NGH GT9-Pro搭載機にもちゃんとした名前を付けていなかったので今回「こてるNGH」と命名しました。
 カウルを外していますが冷却を考えてのことではなく、取付け部が壊れたからです。

NGH GT9-Proの回転数チェック、微妙な結果

 僕が持っているNGH GT9-ProとRCGF 10cc REの2台のガソリンエンジンには鉱物油(スズキCCISスーパー)を20:1で混合した燃料を使っています。


 あと数リットル残っているこの燃料を使い切ったら合成油に切り替える予定です。鉱物油系燃料から合成油系燃料に変わるとどれくらい変わるか(レッドラインを使っていた頃に戻るか)確認しようと思って鉱物油系燃料での回転数をあらためてチェックすることにしました。


 上空での回転数の増加を見越してプロペラは11×6を使い、地上運転で様子を見ました。最初はSlimline Qシリーズマフラーに口径5mmのレデューサーを付けずに回して「初期値」を掌握しました。10,500rpmが出ました。
 続いて口径5mmのレデューサーを付けた状態で回して高速ニードルを細かく調整すると10,000rpmが得られました。
 NGH純正の素通しマフラーを付けてレッドラインのオイルで回したときは10,800rpmが出たことがありますから10,500rpmとか10,000rpmはかんばしい数字ではありません。
 さらに12月3日に似たような実験をしたときはSlimline Qシリーズマフラーにレデューサーなしで10,800rpmが出ていました。このエンジンは回すたびに回転数が変わるのですが300rpmの差は誤差にしては大きすぎるので気になります。


 それより問題なのは運転のフィーリングが快調とは程遠いものだったことです。

調整の迷路

 暖機運転が済んだ状態ではスロットルを5割くらいの開きで運転してから全開にすると敏速に回転が上がりますが、低速での運転を数十秒続けてからフルスロットルにすると、いったん8,500rpmくらいに上がって数秒~十数秒後にやっと10,000rpmに上がります。


 実際に飛ばすと、離陸滑走から浮き上がるまでには最高回転に達せず、回転が上がらないままヨタヨタと上昇していき、Pターンをしている途中で最高回転になるという状態になります。


 吹き上がりの調子で判断すると低速の混合気が濃すぎるような感じです(薄けりゃ回転が続かずにエンストしますよね?)。でも、ここまでくると吹き上がりが悪い次元ではないような気もします。


 このエンジンの特性上、スロットルが全開になる直前のポイントまで低速ニードルが効きます。アイドルを安定させようとして低速ニードルを閉じすぎるとスロットルをある程度開けたポイントで燃料不足でエンストします。どのスロットル開度でもエンストしないようにするとアイドルでの混合気はかなり濃くなります。
 この日はどのスロットル位置でもエンストしないギリギリまで低速ニードルを絞りましたがそれでも吹き上がりはかんばしくありません。


 この状態でもエンストはしないので4回飛ばしましたがストレスが溜まります。ガソリンエンジンの経験が乏しいのでどうすりゃ直るのか見当が付きません。


 5mmレデューサーを外した状態でも回しましたがこれほどひどくはありませんでした。マフラーの出口を絞りすぎて(5mm×2)背圧が高くなったからかなとも思います。
 そういえば農機具関係のブログや動画を見ると、吹き上がりが悪くなった、全開運転ができなくなったというエンジンのマフラーを焼いてカーボンを取って調子を戻す様子がアップされています。
 RCGF 10cc REでは5mmの口径でも平気で回っているのでマフラーが原因とは断言できません。とはいってもキャブレターをどういじっても治らないという実態があります。
 仕切り直しで排気系の実験をしようかなと思っています(またマフラーをいじるのかい?)。

あちこち壊れていた

 地上運転の前にカウルを持って機体を動かしたら「メキッ」と嫌な音がしてカウルの左側がぐらつき始めました。しょうがないのでこの日はカウルを外して地上運転と飛行をしました。

 カウルを止めるピアノ線を受けるノイズレスチューブの左の方が外れかけて隙間ができています。これをきれいに修理するにはエンジンマウントを外さなければなりません。

 飛ばし終わって機体を掃除していたら脚がぐらついていることに気が付きました。家に帰って点検すると脚を固定する板を止めるネジが抜けかかっていて脚固定用の合板も割れています。この日はハードランディングしていないのでかなり前からこの状態になっていた可能性があります。
 小さい穴がたくさん開いていますが、以前壊したときにエポキシを流し込むために開けた穴です。
 ところで脚はFRP板と脚取付け台で脚を挟むという方法です。胴体側から脚取付け台、ゴム板、脚、ゴム板、FRP板という順番で挟んでいます。
 脚や脚固定板を痛めないようにと思ってこの取り付け方をしたのですが、こんなことをしている機体を見たことがないことを考えると効果はあまりないのかもしれません。


 とりあえず脚を外しました。航空べニアを使ったのですが合板であることに変わりはないので、単板と単板が剥離します。
 5mmの桜材を脚取付け台にしたことがありますが壊れる時は木目に沿って割れるので補修が簡単でした。


 次回は補修の様子です。

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