自作グロー燃料用の潤滑油を探して
グロー燃料の自作用に買いだめしておいたPutoline Ccastor R(純ひまし油、1350円)の備蓄があと1本(1ℓ)になりました。4本まとめて買うと送料が無料になってお買い得なのでまた注文しようと思って販売業者のサイトを探したらカタログから落ちていました。
そこでPutoine Castor Rの取扱業者がほかにもないか調べたところ、およそ半額の688円で販売している業者を昨日(1月15日)までに5社見つけました。同一の詐欺グループグループ企業だと思われるこれらの業者に注文してもお金だけ取られて品物が届かない可能性が高いので注文していません。この経緯は以前の記事に書きました。
Castor Rは入手不能、それにしても詐欺サイトお買い得サイトが邪魔だ!
結局まともな業者でPutoline Castor Rを扱っているところは見つけられませんでした。
Putoline Castor Rを格安で入手できる望みが薄くなったのでそれ以外の選択肢を探していたら、同一の詐欺グループが運営していると思われるECサイトがまた見つかりました。名古屋市名東区の「株式会社 バス用品SHOP」で社員は同じく1045人(正社員639人)です。値引き幅が標準価格の約半額というところも同じです。この業者はCastor Rは扱っていないようです。
こういう詐欺グループ業者はどのようなSEO(サーチエンジン最適化?)技術で上位に自分のサイトが配置されるようにしているのでしょうか。邪魔ですね。
代替の潤滑油はあるか?
僕はひまし油の信者ではありませんからメタノールに溶ける潤滑油なら合成油だろうが植物油と合成油の混合だろうがこだわりません。エンジンが壊れなくて市販のグロー燃料より安くなれば良いと考えています。
クロッツのオリジナルテクニプレートを使ったことがありますが、性能はともかくお値段が高くなるのが欠点でした。
ほかに選択肢はないでしょうか?
オートバイのサーキット走行やレーシングカート用のオイルならレース中にエンジンが壊れないように考えられているでしょうから性能的には大丈夫でしょう。その中にメタノールで溶ける製品は探してみると結構あります。
こういう高性能なオイルは合成油でもエステル系であることをうたっています。エステル系以外にエステル系と植物系(ごま油とかではなくてひまし油でしょうね)の混合、純ひまし油がラインナップされています。
問題はお値段ですが、軒並み1ℓ3000円をオーバーしています。2000円台があったと思ったら0.5ℓだったりします。これでは選択肢に入りません。
レース用として実績はなさそうですがホームセンターでよく見かけるAZにも純ひまし油の製品があります。こちらも2000円を超えますから微妙です。
調べてみると、エステル系のオイルにはメタノールに溶けることをうたう製品があるものの一番高く、ひまし油系がそれに次ぐ、という感じです。
結局石けん材料に戻る?
エンジンが回らなければ話にならないレースの世界で依然としてひまし油入りのオイルが残っているということは、ひまし油は、劣化しやすい、デポジットが貯まるとかの欠点があるから使われなくなっているけれど、潤滑性能、耐摩耗性(金属への吸着力)は依然として最高レベルだと考えられているのでしょう。
レーシングカートの情報をあさっていると、特定の条件ではガソリン10、ひまし油1というラジコンのGPカー並みのものすごい混合比で回すことがあるという情報がありました。
総じて、ひまし油を使ったらエンジンが壊れたという話はあまり出てきません(汚れたという話は多い)。
ということで、純ひまし油に戻ってもいいんじゃないかと考えました。
定年退職するまでは通勤経路上の店で手に入る石けん材料として売られている「特Aクラス」のひまし油を使っていました。10年以上使っていましたが、お値段がリーズナブルで「特Aクラス」だけあって性能に不満はありませんでした。
定年退職後は交通費か送料が発生して割安感が薄れていたのですが、結局石けん材料としてのカワチヤのひまし油に戻ることにします。上野や浅草に行く用事ができたときに店頭で買うことになるでしょう。