こてる32を飛ばす-4 クセ取りの仕切り直し
飛ばしながらクセ取りするのが一番ですが冬型の気圧配置のため風のある日が続きます。風があるときに無理して飛ばしてみてもクセが良くわからないので自宅でできるところまでやってみました。
自宅での調整
エンジンは機軸の中央に来ているはずなので胴体下部のヒレを台に乗せ、スピンナーをつかんで機体が傾かなくなるまで鉛の板を乗せていきました。
このやり方でいいんでしょうね?
3.5gの鉛を乗せると左右に傾かなくなりました。
板おもりを丸めてバラストボックスに詰め込みました。
エルロンディファレンシャル機能でエルロンの切れ角を揃えました。
ウィングタイプをエルロンディファレンシャルにしておくと調整が楽ですね。しばらく前までエアブレーキ機能を使うためによくフラッペロンにしておいたのですがその場合はエンドポイントで調整しなければならないところでした。
ラダーからエルロンのミキシングも右ラダーで起き癖が少し、左ラダーではあまり起き癖が出ないので「このくらいかな」という感じで設定しました。これで飛ばしてみます。
飛ばしたらどうなる?
さて、1月6日、久しぶりに風がない天気なので飛ばしに行きました。平日ということで出席者も少なく、5回飛ばすことができたのでクセ取りがはかどりました。
エルロンディファレンシャルでエルロンの上下の舵角をそろえても僕には違いがわからないのですがナイフエッジの具合ならわかります。
クセ取り
普通に飛ばしても背面で飛ばしてもロール方向のクセは出ません。タイトな正宙返りでも逆宙返りでもクセが出ないので左右のバランスはとれているということにしました。
ナイフエッジのクセ取りです。
プログラムミキシングを呼び出して修正します。
ナイフエッジのクセ取りも飛行場の端から端まで飛ばしても起きたり寝たりしなくなりました。ダウン癖が少しある感じですが大体いいんじゃないのという感じです。
セッティングはこんな感じになりました。ラダーを一杯に切るとエルロンが動くことが分かる程度です。右と左でクセの出方が違うのでミキシングの量も違いますがいつものことです。
エンジンの調子が・・・
安定したアイドリングができるようにわずかにアイドル調整バルブを閉めたのですが、機首上げにしてスロットル操作をすると長いアイドリングから急にスロットルを全開にすると燃料の供給が追い付かなくなってエンストしそうになります。
機首上げで回転が続くように低速の混合気を濃くすると、水平で長いアイドリングを続けるとエンストします。この辺はエンジンやキャブレターによって違いますからある程度のところで妥協します。
僕の感想ですがENYAのTN型のキャブレターとENYAの35Xや40XZとの組み合わせの方が具合が良い感じです。スロットルを絞った状態での燃料の吸い込みが強い、姿勢の変化に強いということでしょうか。
自作燃料を使っているおかげで混合気の状態がオイルの色で分かります。マフラー尾管より前はキャブレターからの吹き返しやドライブワッシャから噴き出した生の燃料由来のオイルが着いていて鮮やかな青ですが、後ろの方の排気由来の排油は茶色がかっています。ニードルを甘くするとマフラーの後ろに付くオイルも青いままですが、すこし茶色がかるくらいがちょうどよい感じです。