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自作ホイールパンツを作り直す 石膏雌型の作業

 石膏を流してから3日目の8月1日の朝になると石膏型が軽くカリカリに固まりました。水気が残っていると触ればひんやりするのですがそういうこともなくなっていました。そろそろかなという感じです。

石膏型をどうやって温存するか

 石膏型でFRPの作成する例を見ると製品を脱型する場合、やむを得ず壊す場合も含め石膏を壊すことが多いようです。ホイールパンツは大量生産する予定ですからせっかく作った型は温存したいところです。
 壊れない工夫をすることにします。

縁を整形

 ホイールパンツの輪郭が直角になっています。石膏で雌型を作る段階でこの部分が型に反映されませんでした。FRP製品を作るときはここが壊れそうですからRを付けることにします。 

 縁をサンドペーパーで軽くなぜてこんな感じにします。あんまり変わってねえじゃんという感じです。最初から油粘土などでRを付けておくべきでした。

エポキシ樹脂で強化

 石膏型が乾燥すると脱型直後に比べてかなり軽くなっています。中がスカスカになっているんでしょう。このスカスカなところにエポキシ樹脂を含浸させて強化することにします。

 使った道具はこんな具合です。使い捨てのハケ(使い捨てとはいえ使った都度アルコールと石鹸で洗って数十回使っている)で塗り、ラテックスの手袋の指の部分を切り取ったもので塗り伸ばします。

 樹脂は主剤と硬化剤合計で7g使いましたがすべて浸み込んで表面には残りませんでした。石膏のスカスカに浸み込んだようです。浸み込んだところの色が変わっていますが、写真だとよくわかりません。
 車の中に入れて硬化を待ちます。昔習った化学の授業で10℃温度が上がると反応は2倍の速さで進むと習った覚えがあります。20℃で16時間で硬化するなら40℃超えの車の中なら4時間くらいで硬化するのではないでしょうか。

型の修正

 朝にエポキシ樹脂を含浸させて車の中に入れたら昼過ぎには固まりました。
 エポキシが固まったところでエポキシパテを作って欠陥を修正します。量が必要なものではないので接着剤を使います。

 石膏を削った粉をエポキシ接着剤に混ぜて粘度を上げてひどい所に適当に盛り付けます。

 連日の猛暑日で冷房が効かない部屋での作業は気力が続きません。製品が型に食いつかなければいいやという感じです。


 次の工程は塗装による平滑化です。

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