NGH GT9-Proの金属音対策、合成油ではどうだろう:実践編
内燃機関をまともに学んだ者でもないのに以前の記事で合成油でエンジンを回したら音が小さくなるだろうと能書きを垂れました。
能書きだけではしょうがないのでひまし油燃料のときと同じように鉱物油で回したときと合成油で回したときの違いを実際に調べることにします。
ひまし油のときは耳で聞いた感じでは音が小さくなりましたが動画を聞きなおすと微妙でした。合成油ではどうでしょう。
使うオイルは以前のブログで書いたとおりアムズオイルのセイバープロフェッショナル。混合比は1:30です。
同じ日に鉱物油で回した動画を撮った後、合成油をなじませてから(100cc回してから)同じ条件で動画を撮りました。
鉱物油での運転と合成油での運転の間の時間が開いているので現場で「静かになった」と感じても気のせいである可能性があります。
ということで動画を撮影することにしました。カメラ(アイフォンの8ですけど)と飛行機を置く位置を動かさないことにします。
Windowsの付録の「フォト」は機能が限られていて使い勝手が悪いのですが、使い始めて数日しかたっていない者でもかなりなことができます。
NGH GT9-Pro, 鉱物油燃料と合成油燃料での運転
日本でNGH GT9-Proを使っている人はそれほどいないでしょうから英検3級の語学力を生かして英語の字幕も入れました。
音は静かになったような気もしますが気のせいかもしれません。録音した音を聞くと鉱物油でも合成油でも金属音が強調されて聞こえます。
動画のとおり、鉱物油(スズキCCISスーパー)でも合成油(アムズオイル セイバープロフェッショナル)でもアイドリングからフルスロットルへの吹き上がりが全然だめです。一旦8,000r.p.mに跳ね上がって、「そろそろ本気を出すか」というような感じで徐々に回転が上がって10秒以上たって9,600~9.700r.p.mが出ます。
一方、ハーフスロットルからフルスロットルへの吹き上がりはまあまあです。
もう一台のガソリンエンジンではこんな現象は起きないので原因を突き止めて改善したいものです。
合成油では廃油の匂いが少なくなったことは感じられました。