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こてるNGHの修理-2、脚について

こてるNGHの修理

 脚取付け台のエポキシ樹脂が固まって取付け台が平面になりました。

 脚押さえ板を止めるネジの下穴を現物合わせで開けます。

 脚は胴体側からゴム板、脚、ゴム板、FRPの脚押さえ板の順に重なっています。FRPの押さえ板と胴体側の取付け台の間隔を脚とゴム板の厚さの合計に合わせるためワッシャとジュラコンのスペーサーをかませます。5mm厚のジュラコンスペーサーと3mmビス用の12mm径のワッシャ3枚で7.3mmくらいにして、脚とゴム板2枚の厚さ7.5mmを適度に締め付けることができようにします。
 脚が前後左右にずれないようにするため、脚に元から開けてある脚取付け用のビス穴に竹串を通します。

 脚を取り付けた状態です。ネジ穴にエポキシ接着剤を少しつけて緩み止めにします。脚固定用の押さえ板を2×10のアルミ板で作った機体もありますが、ハードランディングで曲がりました。1.5tのFRP板を2枚貼り合わせて3mmにした板の方が丈夫です。
 こういう取り付け方をすれば脚が外れなくなるというわけではないのですが、ゴム板がクッションになって脚や脚取付け台へのダメージが少なくなります(少なくなることを期待します)。


 後はエンジンマウントその他を付ければ修理は完了です。

小技?

 かつて、カーボンロービングやらカーボンのチョップを使って、型を起こして脚押さえ用の部品を作ったことがありましたが、「ジュラコンのスペーサーを使えばいいんじゃないの?」と気が付いて今では簡単なやり方に落ち着きました。

 脚の修理とは違う工作もしました。防火壁に丸い穴が開いていますが、グローの46か55に載せ替える時、グローエンジン用のテトラのタンクの口をここにはめるためのものです。今回は丸い板(1.2mmのバルサの木目を直交させて貼り合わせたバルサ合板)で蓋をします。

 これはエンコンロッドです。エンコンロッドは長い2mmのねじの頭を切ったもの(コントロールロッドのあまりでも良い)とピアノ線を細い真ちゅうパイプに差し込んではんだ付けしています。ノイズを拾わないようにプラスチックのボールエンドにしたいからこんなことをしました。ガソリンエンジンの経験者に聞くと2.4ギガならそれほど神経質になることはないそうですが保険のためです。ボールリンクにしたことでリンケージの付け外しが楽なのでエンジンを降ろす時に便利になりました。

カーボン脚、自作も試したが・・・

 こてるNGHに付いている脚は中国製のARF機の予備部品用と思われるカーボン製です。流線形断面の製品が3000円台というお買い得なお値段でした。

 中国製のカーボン脚でも2000円以下のお買い得品だと数回の着陸で層間剥離する品質のものがあります。こちらは修理をあきらめたものです。お値段なりの品質ということです。

 自作でカーボン脚を作ったことがありますが、カーボンロービングの使用量がものすごいことになって経済的に有利というわけではありません。また、それなりの型を作らなければならないのも厄介です。自作すれば自由な寸法と形状の脚が手に入るのですが僕の技術と資材では実用性は今一歩です。層間剥離を起こすとそこに樹脂を流したり、カーボンロービングで補強するのですがどんどん剥離が進んでタキシングするとき機体がゆらゆら揺れるようになります。
 かなりな品質のカーボン脚が4,000円以下で手に入るようになったので自作のカーボン脚は作りたくなくなりました。
 現在、水上機のフロートの支柱だけが自作のカーボン製です(アルミ板やピアノ線を寸法通りに加工する技術がないから)。

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