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世界最小(と言われている)ガソリンエンジンNGH GT9-Pro奮闘記番外編 パワフルで静かな飛行を目指して②

 10月9日の土曜日、6mmレデューサー装着の効果(と悪影響)を再確認しました。 この日は主翼も持って行ったのですが風が強いので(と言っても3~4m/秒くらい)地上運転だけにしました。風が強いためか誰も来ていないので飛ばさなくても「根性がない」と言われる心配はありません。

 最初にレデューサーなしで初期値を取ります。当たり前ですが10月6日と同じ回転数になります。ただし、いつものように高速ニードルは再調整の必要がありました。このニードル位置は最高回転の確認のための位置で、実運用ではこれよりわずかに開きます。

 レデューサーなし・実運用の高速ニードルの位置のままレデューサーを付けると回転がガタ落ちです。

 高速ニードルを絞るとレデューサーなしの回転数に近づきます。上の写真と比べて高速ニードルが90度以上絞られていることが分かります。音はこもった感じになって耳に突き刺さる成分が無くなります。
 フルスロットルでの混合気が濃くなる理屈は、レデューサーを付ける(排気流路が絞られる) → 背圧が上がる → 空気の流れがせき止められて吸入する空気が減る → 燃料が余って混合気が濃くなる、ということでしょうか。
 測った回転数の低下が少なくとも(調整を詰めればマイナス100~200 r.p.m)、レデューサーを付けた結果高速ニードルを絞っているということは燃やされる燃料が減る、力が出ないということです。背圧を上げずに(排気の流路を絞らずに)消音する工夫が必要です。
 

 ここで小型サブマフラーの再登場です。使っているアルミパイプは入口から出口まで素通し、内径は9mmですから流路面積は約63.6平方mm、オリジナルマフラーの尾管の内径9.4mmの約69.4平方mmとあまり変わらず、内径6mmのレデューサーの約28.3平方mmの倍以上です。背圧の増大はほぼないと考えられますから期待が持てそうです。
 小型サブマフラーはOS 873マフラーのバッフルを抜いた仕様で好結果がでたものの、バッフル抜きにプラスして尾管の口径を8mmに広げた仕様に付けてみたらいかなる理屈なのか回転がガタ落ちになったので「ボツ」にしたのは「暫定完結編」で述べたとおりです。OS 873ではだめでしたがSimine Qシリーズでは行けるのではないかと考えて実験してみました。
 9日の実験の時点では小型サブマフラーは1本しかありません。片方の尾管をレデューサーなしにしたまま片方の尾管だけに押し当ててみたところ、片方がそのままなのに耳に突き刺さる成分が減ることが分かりました。尾管2本ともにサブマフラーを付ければ効果抜群になるかもしれないと嬉しくなり、もう一本サブマフラーを作りました。
 次回は実験結果です。うまくいけば良いのですが。

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