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小型ガソリンエンジン RCGF Stinger 10cc RE用サブマフラーの製作-5 取付けステーの工作等

2本目のサブマフラーの製作

 サブマフラー本体になる2本の「自転車の空気入れ」のうち、中身が残っていた方を速く使い切りたいので自転車のタイヤの虫ゴムを交換しました。自転車の虫ゴムを交換する作業で使い切ることができました。これで2本目のサブマフラーを作ることができます。

 口金の下の所からカナ鋸で切ります。口金をプライヤでむしり取っていたこともありましたが、口金付近がゆがむので最近はカナ鋸で切っています。
 1本目のサブマフラーの工作で書き漏らしたことがあります。

 本体の切り口と蓋の底が接触していないと蓋が曲がってくっついてしまう恐れがあります。缶の形状によって蓋になる部分の高さを変えなければなりません。別に曲がってくっついても接着面が密着していれば接着強度は落ちませんが「ちょっと歪んじゃったね」と指摘されないようにしなければなりません。

 1本目と同様にリーマーで15mmの穴を開けて組み立てます。

連装サブマフラーの完成

 出来上がった2本のサブマフラーを接着します。バラバラにならないように固定するだけですから接着剤で十分です。無理に壊そうとしない限りはがれません。

 ねじれてくっつかないように、また、絵柄がずれないように平らな板の上で組み立ててます。これで連装サブマフラーの出来上がりです。

シリコンパイプ

 純正マフラーとサブマフラーをつなぐためとステーに取り付けるところでパイプにかぶせるためのシリコンパイプが必要です。まず、古いサブマフラーから抜き取ります。カーボンになりかけたタールが付いていますがまだ劣化していません。左側の茶色というかだいだい色になっているところはRTVシリコンの液体ガスケットが付いたところです。別の記事でも書きましたが、液体ガスケットはシリコンとは一体化しますがアルミからはきれいに剥離するのでこのように再利用が可能です。

 再利用品だけでは足りないので外径18mm、内径12mmの新品のシリコンパイプも使います。本体価格1800円、税込み1890円ですから消費税が5%だったころに出荷された物でしょう。実売価格は1620円です。

 新品のパイプを切る時は1万円札をくずすときのような気分になります。30センチで1620円のパイプから30mmずつ2本切ったのでこれだけで324円です。銅管エルボ(店頭で1個148円、通販で50円くらい)とほぼ同じ値段ですから釈然としないものがあります。

パイプ受けの工作

 パイプ受けでサブマフラーのパイプを確実に保持できるようにします。パイプがはまる部分を正確な形に削るのは難しいので安易な方法を採ります。

 パイプ受けに「木粉入りエポキシ樹脂」を盛って連装サブマフラーを置きます。これでパイプにぴったりはまるへこみができます。

 「木粉入りエポキシ樹脂」とはペーパがけで大量に出るバルサの粉をエポキシ接着剤でこねたものです。
 これには多くの使い道があります。マイクロバルーンと違ってバルサの粉にエポキシが浸み込むので増量の効果はほぼないと思いますが強度は高くなりますし、バルサ粉の分量がある程度以上になれば垂れることがありません。マイクロバルーンを混ぜて調色してバルサの色に近づけることもできます(そんなニーズはないかな)。

 エポキシが固まるとこんな感じになります。樹脂が回っていないところもありますが、パイプがずっこけないようにするだけならこれくらいで十分です。

サブマフラーの出口のデバイス

 サブマフラーの出口を内径13mmのパイプのまま(シリコンパイプをはめれば12mmに減ります)にして運転すると消音効果が得られないことが予想されます。
 木粉入りエポキシ樹脂が硬化するまでの待ち時間を使って、消音効果を高めるためのレデューサーを見つくろいました。バイクの排気系でいうバッフルに相当するデバイスです。

 上は今使っている内径9mmのパイプを使った小型サブマフラー、下に並んでいるのは左から7mm径のレデューサー、排気の噴出方向を変える機能付きのレデューサー、内径6mmのレデューサーです。内径12mmのシリコンパイプに押し込めるように細工して実験に備えます。

パイプ押さえの工作

 サブマフラーは胴体側のパイプ受けとパイプ押さえで挟んで固定します。

 パイプ押さえは前後方向からねじで固定するというスマートとは言えない仕組みです。MDF板には木ねじは効きませんからビスとナットで固定する仕組みになります。
 ねじ止めではなくワンタッチで確実に固定できる仕組みにしたいのですがアイデアが浮かびません。スタント機用の既製品でこれは便利だというものがありましたがパクりたくても技術力が追い付きません。


 エポキシ樹脂の硬化時間の関係でこの日の作業はここまでです。

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