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車のお手入れ 離型ワックスの効果は?

 僕の車を前に洗車したのは6月末です。洗車の間隔があいているのでさぞかし車が汚くなっているだろうと言えばそうでもありません。

 飛行場の行き帰りに水たまりを通るので泥がはねていますが、ここ1か月の間で台風や大雨の中を走って天然洗車機に通した状態になっているので僕の基準では結構きれいです。


 とはいっても天井の水弾きが怪しくなってきたので10月23日に洗車とワックスがけをしました。


 ところで僕の車にメーカー純正のオプションパーツが付いているのにお気づきでしょうか? 左のフェンダーに「コーナーガイド」が付いています。「コーナーポール」とも呼ばれているものであって「下手くそ棒」ではありません。安全運転に役立つほか、スーパーやサービスエリアとかの広い駐車場で自分の車を見つけるのが楽になります。

離型剤のボンリースは使えるかな?

 ワックスをただ掛けるのでは面白くないので新機軸?を試すことにします。
 新機軸に使えそうなものとして、先日買ったFRP工作の離型ワックスとして定評のあるボンリースがあります。

 製造業者から一斗缶で仕入れたものを、販売業者がヘラかヒシャクですくってプラスチックのケースに小分けしたのかなという感じの商品です。
 100gの離型剤ですがこれからの人生で使い切れるか微妙です。余らせたら悔やんでも悔やみきれません。
 余らせるくらいなら、ということで車に塗ることにしました。市販の車用ワックスと同じような容量の200gは税込み1089円です。送料を含めても低価格帯の車用のワックスと同じようなお値段です。


 専用の車用の製品であるイオンコートと比較して効果を見てみます。

イオンコートエクセレントとの比較

 イオンコートシリーズはテレビのコマーシャルでは「コートワックス」と呼んでいて、製品の商品説明では「自動車用つや出しコーティング剤」とされています。使用感は半練りワックスをユルユルに緩めて液状にしたような感じです。

 ボンネットの右側(写真では左側)にイオンコートエクセレント、左側(写真では右側)にボンリースを塗りました。ボンリースは離型剤として使うときは何回も塗り重ねるのですが今回は1回だけ塗りました。写真はイオンコートエクセレントを塗ったところを拭き上げて、離型ワックスの方は拭き取る前です。
 離型ワックスは薄く塗れば拭き取りは楽です。昔(40年近く前)使ったことがある固形ワックスと使い心地は変わりません。拭き取りはイオンコートエクセレントより楽なくらいでした。
 コンパウンドは当然入っていませんがワックスの粘度を下げるための揮発性の溶剤(匂いからして石油系かな?製品説明には「危険 引火性」と書いてあります)のおかげである程度の汚れ落とし効果もある感じです。

 拭き取った後のツヤはイオンコートエクセレントと同じです(同じに見えます)。ワックスを塗った直後もワックスの溶剤が完全に抜けた後でも水を弾きます。水を弾けば天然洗車機で汚れが落ちますから耐久性があれば代用になります。


 自作グロー燃料といい、代替ドープといい、僕は代用品が大好きです。しかもお値段が本物よりも安いとなんだか何かに勝ったような気がしていい気分です。

天然洗車機で大丈夫じゃないの? ガラスコートは?

 と、洗車をマメにしないことなど雑な手入れをしていることを自慢そうに書いてきました。
 僕としては雨による天然洗車機で満足しているのですがマツダのサイトを眺めていると、「雨の後は早めに洗車してください」という文言が出てきました。

 これにはギョッとしました。「オレのやってることは間違いだったのか」と不安になります。まあ、天然洗車機は他人にお勧めできるものではないんですけどね。
 でもよくよく読めば、マツダのコーティング(ガラスコートの類のようです)を施工した車のお手入れについてのことでした。僕はコーティング加工をしていないので雨による天然洗車機で大丈夫そうです。というか天然洗車機で問題を感じていません(要求水準が低いからね)。

ガラスコートはメンテナンスフリーではないようだ

 ところで、せっかく高いお金を出してガラスコートをしても雨のたびに洗車しなければならないとはめんどくさいですね。メンテナンスフリーになるわけではないようです。
 僕の車の隣に車を停めている人は「10万円のガラスコートをしてもらったから雨が降ればきれいになるんです」と嬉しそうにしていました。ディーラーがそういう営業トークをしたんでしょうがすでにこの時点で間違っているようです。


 マツダのPDFの取説の他の部分には「月に1回を目安として」洗車してくださいと書いてあります。また、洗車のときの注意として「水滴を適切に拭き取らなかった場合、水道水に含まれるカルキ等の成分が付着し(焼き付き)白いリング状のシミ(水垢とかスケールとかのことでしょうね)になることがあります」と書いてあります。洗車をたびたび行わなければならない上に洗車の後は完全に水を拭きとらなければならないのもめんどくさいですね。
 なぜこれほど水滴が付くのをいやがるのか調べると無機質のコーティングであるガラスコートには無機質の汚れである水垢(炭酸カルシウムやなんとかマグネシウムとか)が付きやすいからだそうです。風呂場のプラスチックの洗面器には石鹸カスのようなスラッジ状の水垢は付きますが鏡や金属の蛇口とかシャワーヘッドに付くような白いウロコ状態の水垢は付かないのでこの理屈は納得できます。


 マツダのコーティングサービスでは「ワックスがけも不要になります」とうたっています。確かにワックスがけは不要ですが、その代わりに汚れが付いたら専用の「メンテナンスシャンプー」や「シミ取り剤」できれいにし、撥水機能が落ちたら「ツヤ・撥水強化剤」や「メンテナンスコート剤」を塗らなければなりません。
 どうせ手間がかかるのなら塗装の上にワックスを掛けるのと同じことじゃないのという気がします。


 ここまで来るとガラスコートの利点は何なの?という疑問が出てきます。ワックスより長持ちするんでしょうが日常の手入れはワックス仕上げより面倒なくらいです。
 ツヤが出るそうですが、隣の人の車を見ても「ガラスコート」と聞いて最初にイメージした七宝焼きのようなツヤではありませんでしたね。


 以上、ガラスコートをしてもらうお金がもったいないと考え、手入れの手間がかかるのがイヤだと思っている、貧乏な面倒くさがりの意見でした。

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