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32~40級グローエンジンの力比べ

 前回の記事で述べたとおり、実験のための条件をそろえるため、プロペラ、燃料(3%ニトロ自作)、排気系(ENYA M251の尾管を拡大(8.4mm)したものにサブマフラーを付けたもの)を揃えます。
 エンジンによって最高回転の位置にニードルをセットしてしばらくするとわずかに回転が落ちて落ち着くことがありますから最高回転はその時の回転数です。


 言っておきますがOS 35 AXは含まれていません。僕の寿命が来るまでに手持ちの同クラスのエンジンを使い切れるとは思えないので買うのはためらわれます。

ENYA 40XZ

 最初はならし済みのENYA 40XZです。まだ機体には積んだことはありません。最高回転(落ち着いてから)は次のとおりです。
 テスト用     :12,600 r.p.m
 APC 10.5×6:11,700r.p.m

OS 32SX

 こちらは前の持ち主が数回飛ばし、エンジンを手に入れてから実際に機体に載せて数回飛ばしたエンジンです。マフラーの実験にも使いましたからいきなり最高回転を取ります。
テスト用     :12,700 r.p.m
APC 10.5×6:11,500r.p.m

ENYA SS35 Ring

 今回の実験はもらったENYA SS35 Ringの実力を知りたいというのが出発点でした。カタログから落ちているエンジンですが実力が現用の型とそん色なければうれしいですね
 標準仕様のキャブレターは6.5mm口径のS30H70ですがもらったときは欠品でした。

 キャブレターをENYA 40XZと同一仕様の7.5mm口径の35XH90にして条件をそろえます。飛行機用のキャブはニードルバルブの向きを変えられるSNV型ですが好みではないのでヘリ用を注文しました。親切なことにスロットルレバーの延長軸が付属していました。
 前の持ち主があまり使っていないようですし、僕の手に入ってから初めて回すので最初の1タンクはならしの感じで回して調子を見てから回転をとりました。
テスト用     :12,600 r.p.m
APC 10.5×6:---
 暑さに参ってAPC 10.5 ×6でのデータを取りませんでした。

まとめ

 3つのエンジンとも同じような回転数です。一番行程容積が大きい40XZが思いのほか回りませんでした。去年の3月から6月頃は同じ仕様でコンスタントに13,000 r.p.mを超えましたから納得いきません。別の機会にチャレンジしたいところです。


 今回、32SXとSS35 Ringは同じマフラーを使いまわしました。
 細かいことを言えばマフラーを着けたり外したりするとピストン・シリンダーの当たりが変わって回転数に差が出る可能性があります。そういう影響を局限するためマフラーを付ける時はテストの間だけマフラーが外れない程度の弱いトルクで取り付けねじを締めました。


 今回はエンジンの違いによる回転数の変化でした。次はSS35 Ringで燃料による回転数の変化、というか自作のスペシャルブレンド?燃料の実力の評価です。

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