こてるRCGFの再生㉞、キャノピーの工作、塗装の準備
キャノピーの工作
マイクログラスを貼り終わったので胴体にキャノピーを取り付けることができます。
作業工程の関係でキャノピーの整形を完成させます。
胴体とつながる所が胴体にぴったり合うように、胴体にならってキャノピーを削ります。胴体が削れたら困るので胴体側に養生用のマスキングテープを貼り、サンディングブロックにも研磨防止用のマスキングテープを貼ります。
整形が終わったらこんな感じです。今回はスタイロフォームが足りないところはできませんでした。
重さを測るとラッチ機構を含めて21.1g、20gを切ることができませんでした。キャノピー―の前の端のバルサを肉抜きしてコンマ何グラムか軽くします。
キャノピーの表面処理は去年(2021年)の11月にブログに書いた最新工法?を踏襲しますが変えたところもあります。
今回は、水性ウレタンで固める、軽量タルク入り水性ウレタンである程度気泡を埋める、その上にトロトロに溶いた水性パテを全面に塗るという工程にしてみました。
水性パテを全面に塗ったのは、水性パテの成分のマイクロバルーンはエポキシ樹脂や軽量タルクより軽いので(軽いんですよね?)スタイロフォームの気泡を埋めるのに良いのではないかと思ったからです。
座繰り風加工
先にやっておいたタンク・点火ユニット室カバーの座繰り風加工の結果を確認します。
皿ネジがきれいに外れました。エポキシで固めた状態になっているのでねじを締めこんでもあまり沈まずに済みます(そうなるといいな)。
塗装の準備
塗装は鏡面仕上げを追求するわけではありません。僕としてはクリヤ仕上げの木製家具レベルであればよいと考えています。
最後の仕上げはウレタンクリヤを1回吹くことにしていますがその前に下地をきれいにしておかなければなりません。
マイクログラスを貼るとき樹脂だまりができないようにエポキシ樹脂を最小限にしましたからマイクログラスの目が出ています。グラスの目は消しませんがゴミなどは削り取らなければなりません。
水研ぎ
マイクログラスを削り落とさないように軽くペーパーを掛けます。から研ぎだと樹脂がペパーにこびりつくので水研ぎにします。水研ぎはほこりが立たないので掃除が楽なのも良いですね。
気を付けてマイクログラスを貼ったのですがグラスが気泡のように浮き上がったところがありますから削り取ります。
樹脂のみの塗布
樹脂が削れて繊維がむき出しになっているところや気泡や浮き上がったところを削ってグラスが無くなったところができますから、そのままウレタンを吹くと仕上がりがボソボソになります。
これを避けるためエポキシ樹脂をもう一回塗ります。
エポキシ樹脂が垂れたら大変ですから100均で買ったスポンジを適宜切ったもので薄く塗ります。塗るというより半分以上はぬぐい取るという感じです。
スポンジは塗っている最中にボソボソになってちぎれ始めますから予備を準備しておきます(高いスポンジなら大丈夫かな?)。
グラスの目が完全に埋まらなくても全体に樹脂で濡れているという状態にします。繊維が出て白くなっていたところに樹脂が回りました。
同じことを塗料でやっても良い、というかそうするのが普通でしょうが、塗装のたびに飛行場に行かなければならないのでエポキシ樹脂で下塗りの代わりをさせます。
エポキシ樹脂は2回に分けて塗りました。使った樹脂は合計で主剤が5g、硬化剤が2gくらいです。
こてるRCGFの再生シリーズの次の記事は塗装になるのですが、塗装は条件が整った日にしなければなりません。