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RCGF Stinger 10cc REの清掃

 2月8日に落とした「こてるRCGF」は機首から真っ逆さまに落ちましたからエンジンへのダメージが心配でした。
 メカを乾かす時間を利用してエンジンをチェックしました。

水と砂が入っていた

 エンジンが止まった状態で砂に突っ込んだのでエンジン内部に砂は入っていないだろうと期待しましたがキャブの周りが砂だらけでした。ガスケットがちぎれたりするのが嫌なのでエンジンをばらしたくないのですが念のためにばらして見ました。

 開けてよかったと思いました。クランクケースに水と砂が入っています。
 外側だけきれいにして回したら大変なことになっていたと思います。

 シリンダーの中にも水と砂がはいっています。こうしてみるとシリンダーの作りはチェンソーのエンジンと同じです。

 これはクランクケースの後ろ蓋?の内側で、リードバルブを外した状態です。リードバルブが半開きになっていたので念のために外してみたら砂を噛んでいました。ここも掃除します。

 物理的なダメージはないと思っていましたが、純正マフラー(実態としてはプリマフラー)の尾管が潰れています。銅管エルボにぶつかったのでしょう。

 純正マフラーは非常に柔らかいので(純アルミ?)ラジオペンチの丸い断面を利用してグリグリ回すと元に戻すことができました。

こういう摩耗は普通かな?

 各部のチェックもしました。鉱物油で回していたのですがバニッシュやカーボンの付着はわずかでした。ひまし油系の燃料で回しているグローエンジンよりかなりきれいです。
 そこまでは良いのですがピストンが模型エンジンとかけ離れた摩耗の仕方をしていました。

 ピストンの右側の掃気ポートに当たる部分が目で見てわかるほど摩耗しています。シリンダーに設けられた掃気ポート用の溝のとおりにバイトの目が残り、シリンダーの壁に当たる所はツールマークが消えてピカピカになっています。シリンダーの内側に掃気ポートを切っていたクロスフローのENYAの15Ⅲではこんな摩耗はしませんでしたから模型のグローエンジンとは別世界です。
 異状摩耗とか焼き付きなら縦傷が付くのですがそういうことにはなっていませんでした。
 構造上左右対称なのに左側の摩耗が激しいということは回転方向との関係でしょう。こういう状態で快調に回っているのでこんなもんかと納得すべきでしょうか。農林関係のブログを見るとこんな具合に摩耗しているピストンを見かけます。


 キャブも掃除して全体を組立て、点火ユニットにつないで回してみるとちゃんと火花が飛びました。水没の度合いが最もひどかった点火ユニットが無事だったので一安心です。
 ちゃんと回るかのチェックは「こてるRCGF」の再生が終わってからになります。

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