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こてるRCGFの再生③ 防火壁前の工作開始

 防火壁と脚取付け台は流用できます。航空法上は新造機の再登録ではなく修理ですから多少なりとも元の部品を使います。
 エンジンマウントは新造しなければなりません。
 こてるRCGFではエンジンをアルミの板に固定して、アルミの板を取付け用のブラケットにしてエンジンを取り外せる仕組みにしています。

ブラケットの工作

 エンジン取付け用のブラケットにするアルミの板に穴を開けます。15×3の板材を切った2枚のアルミ板をグリッププライヤーで固定して一度に穴を開けます。今まで使っていたハンドドリルが壊れたのでハンドドリルとほぼ同じ値段の電動ドリルを使いました(ボール盤はない)。

 使ったドリルはこういう製品です。ホームセンターで一番安いのを買うという僕のポリシーに従って買ったドリルのせいなのか僕がヘタなのか、ドリルを当てると刃が勝手に動いてポンチの穴からどんどんずれていきます。精度はハンドドリルの方が出るようです。結局小さ目の穴を開けて棒やすりで修正するという原始的なやり方になりました。


 エンジンをブラケットに固定するとこんな感じです。両ねじタイプと言われるゴムブッシュで、ゴムブッシュの片側のネジでブラケットにとめ、もう一方のネジで機体側のマウントに固定します。

 こんな構造にしたのはRCGF Stinger 10cc REの出力が期待外れだったときか消音が失敗したときにグローの46か55に換装できるようにしたかったからです。

フローティングマウントの功罪

 ゴムブッシュを介してエンジンマウントに固定することについてはいろんなことが言われています。F3Aではフローティングマウントがデフォルトのようですが、実物の単気筒エンジンは頑丈な構造物にリジッドに固定するのがセオリーだと聞いたことがあります。


 SAITOの取説では強度の低いマウントを使うと不調になるという趣旨のことが書いてあります。SAITOの所有者で、エンジン不調で問い合わせた人によると付属のエンジンマウントを使えと言われたそうです。一方でYSの63か53をアルミのマウントに直付けしてテストベンチで回したところ、クランクケースが割れたのを見たことがあります。


 やってみて不都合があればやめればいいと考えてゴムブッシュを介してエンジンを固定したのですが、10ℓ以上回しても支障はありません。振動が減るとかの利点は感じませんがこれでいいんじゃないかと思います(リジッドに取り付けていたらもっと出力が上がったかもしれない?)。
 意図してやったことではありませんが、エンジンに恒久的に付けたブラケットにゴムブッシュを着けたまま機体への積み下ろしができるようになったのは便利でした。

胴体側木製マウント

 ブラケット側が設計図通りの所に穴が開いて、ゴムブッシュが取り付けられていれば、マウント側も設計図通りに穴を開ければよいのですがブラケット側が設計図通りにできている保証はありません。ゴムブッシュに付いているネジの間隔をノギスで測ると前後50mm、左58mmで設計図どおりほぼ誤差なく出ていましたが、きちんと長方形になっている保証はありません。
 ということで現物合わせでマウント側にブラケット取付用の穴を開けます。


 まず、ブラケットのネジの位置関係を厚紙を切ったり張ったりして写します。誰かがネットに公開していたやり方をパクったものです。

 胴体側のマウントはホームセンターで見つけたユーカリ材で作ります。本当はサクラ、カシ、ブナなどが良いのでしょうが今回はこれにします。ユーカリ材はアガチスやヒノキなどの針葉樹より硬く、ホウより強いがサクラよりは弱い感じです(僕の感想)。5mm厚を2枚重ねにします。


 中途半端ですが今回はここまで。

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