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小型ガソリンエンジンRCGF 10cc REの消音、テストスタンドを作る、概ね完成

 テストスタンドの作成で記事を作るような者はいないでしょうが、人のやらないことをやるのが偏屈者である所以です。


 テストスタンドは大体できました。

 部材を仮組みするとこんなぐあいです。マフラーが真っすぐじゃないじゃないかとのご指摘はあるでしょうが機体に載せる時はこんな具合になりますからそれを再現したという事情があります。
 マフラー台がくっつく柱はスタンドの本体の合板に水性ボンドでイモ付けしただけですがテストの間だけもてばいいのでこれで行きます。

マフラー固定部

 マフラーは太いシリコンチューブを被せた15mmアルミパイプの部分で固定するのでその断面をマフラー受け台を写します。

 シリコンは何もしなくても離型するので楽です。右の写真ではすでにマフラー押さえの工作を始めています。

 マフラーを押さえるためのこういう形の部品はアルミ板を曲げて作ればよいのでしょうが僕の技術では板金加工は難しいのでFRPで作りました。押さえ板の耳の部分はセロテープを貼った角材で押さえて跳ね上がらないようにしました。

 硬化促進加熱箱で2時間温めるとカリカリに硬化しました。型にしていたシリコンチューブをはめたアルミパイプから外してトリミングをします。右の写真ではすでに固定用のビスの穴が開いています。

 回転砥石で縁を切り取ります。リューターは便利ですね。

 マフラーの固定はこんな具合になります。現物と同じ15mmのアルミパイプにシリコンチューブかぶせたものを型にしたので受け台と押さえ板で挟むとキチキチにはならないがブカブカになるということもありません。良かった良かった。
 この部品は#200のクロスを4枚も重ねれば大丈夫じゃないのと思ってこういう構造にしましたが耐久性はどうなんでしょうか。「ちぎれてしまいました」ということになったらその時は正直に報告します。以前、1mmのアルミ板でこういう押さえを作った時は数回の飛行で折れてしまいましたがどうでしょう。

最終仕上げ

 スタンドにエンジンマウントを取り付けるのですが、恒久的に固定するわけではないので強力な両面テープで貼りつけることにしました。

 この両面テープは現在運用中の機体のマフラー取付け台に使って耐久性があることが分かっているのですが、エンジンマウントの固定に使えるかは未知数です。ま、1時間程度のマフラーの実験の間だけもてばいいやという考えでこのやり方にしました。実験が終わればエンジンマウントははがしてしまって新造機の構成部品になります。


 テストスタンドはタンク、点火ユニット、電池を取り付けて、スロットルを操作する仕組みの工作をすれば完成です。
 使い道のないFRP用のポリエステル樹脂があるのでそれをスタンド全体に塗ることも考えています。


 次の記事はマフラーの実験結果になると思いますが「テストスタンドがバラバラになって実験不成立になりました」ということにならないことを祈ります。

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