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FRP製のエンジンカウルを作る⑦ 原型完成間近、雌型作成の準備

 FRP製のカウルの工作です。

特製?パテ

 下地の欠陥はサフェーサー代わりの塗料だけでは修正しきれないのでパテを使うのですが水性のバルサパテのModel Liteでは食いつきが悪く、さりとて溶剤系のラッカーパテでは溶剤が水性塗料に良い影響を与えません。

 写真はラッカーパテを盛って平らにならしたところに2回目の水性スプレーを吹いた状態ですが、蛍光灯の影が映っている、ラッカーパテで修正したところの肌合いが微妙です。水研ぎすれば目立たなくはなるレベルですけれどいい感じはしません。


 ということで、水性スプレーと同系のパテを作ることにしました。
 水性スプレーを筆塗りできるように容器に保管してあります。これはペットボトルのキャノピーのフレームを塗る時に使いました。
 スプレー塗料をビンや缶に回収する方法は僕のブログのどこかの記事に書きました。が、自分で書いたのに見つかりません。新たな小技シリーズの別記事として再掲しました。
 この塗料にタルクを混ぜてパテにしました。
 塗料にはなじみますが乾燥が遅いですね。でも水性塗料を使うときはこれを使うことにします。

原型の表面処理の予定

 白を吹いて800番で研ぐという工程を、ほぼ全体がすりガラス状になるまで繰り返します。
 その後、最後の水性スプレーを軽く吹きます。なぜ軽く吹くかと言えば、こと水性スプレーの場合、厚塗りすると塗り肌が荒くなるような気がするからです。


 経験からも、1回の塗装で最初の一吹きのあと少し乾いてからまた吹くという具合に何回かに分けて垂れる寸前まで吹くと荒い塗り肌になります。

 図示するとこんな具合じゃないかと思います。ウレタンだとバラ吹きした塗粒が上から塗った塗料のシンナーで溶けて一様の膜になるのですが(うねりは出ますけどね)水性ウレタンではそうはならないようです。

原型を接着する台を作る

 台の上に原型を接着して雄型にします。

 台はいつものMDF板で、十分な幅の耳ができる一方で硬化促進加熱箱にしっくり納まる寸法にします。下塗りに水性塗料を塗る関係で反らないように台の裏に角材を接着しています。
 ツルツルの表面に原型を接着してはがれやすくなると困るので原型を接着する区画の外周だけ塗装します。

 ラッカーを塗る前のシーラーの役割をさせる水性ウレタンを塗ります。1回塗ってペーパーを掛け、もう一回塗ります。シーラー的な塗装をするのはホイールパンツの雄型製作のときの失敗を教訓にしたからです。仕上げは使い道のない黄色のラッカースプレーです。

 スプレー塗装の前にマスキングをしておきます。

お断り

 母型の表面処理と台の塗装が終われば台に取り付けて雌型を作成する準備が整いますが、諸般の事情でラジコンどころではなくなりました。


 しばらくはブログをお休みすることになりそうです。

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