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自作グロー燃料の仕様の変更、無着色のひまし油に戻す

 差し込み式ピアノ線後傾脚の耐久性の検証のためにグローエンジン搭載のこてる32ばかり飛ばしていましたから自作のグロー燃料がなくなりました。
 ということで数か月ぶりで自作燃料を作りました。レシピ?はPutolline Castor R1L、アルコール4L、ニトロ分の調整用のクロッツのレッドスペシャル1L、合計6Lです。ニトロメタンは3.3%くらいになります*。
* 20%ニトロの燃料を6倍に薄めたので3.333%です。この計算でいいんですよね?
 今回のロットで長らく自作グロー燃料の潤滑油として使ってきたPutoline Castor Rの最後の一本を使い切りました。

 注ぎ口が独特ですね。注ぎ口が先細になっていて調合するのに便利でした。ポリのボトル入りのエンジンオイルを買ったのはこれが初めてでしたが舶来のオイルのボトルがこういう構造になっているとは知りませんでした。

Putoline Castor Rの代替品

 Putoline Castor Rは調べた限りで一番安いということでコストパフォーマンスに優れた優秀な製品ということでまとめ買いしたのですが日本の取り扱い業者のカタログから無くなってしまいました。
 代替品が必要ですが以前のブログでも書いたようにメタノールに溶けるオイルであってお値段が手ごろという製品は限られています。
 そもそもの前提として自作燃料は市販燃料より安くなければならないという条件は絶対に譲れません(謎のこだわり)。

 比較的リーズナブルな価格の製品としてエーゼットの「バイク用 2サイクルエンジンオイル 純ひまし油 1L 」があって2,618円です。これにアルコール4L4000円を加えれば5Lのストレート燃料が3,618円でできます。僕は使ったことはありませんが混合燃料用のオイルとして売っているのですから性能は大丈夫でしょう。

結局カワチヤのひまし油

 てなことを言っておいて僕としてはCastor Rの前に使っていた上野のアメ横の「カワチヤ」が扱っている自家製の石けんや口紅を作る材料としてのひまし油を使うことにします。

 カワチヤのひまし油からCastor Rに替えたのは当時その方が値段が安かったからにすぎません。カワチヤの製品でも性能に不満はありませんでした。
 今回カワチヤのサイトを開くとかろうじて1500円を切っています。自作燃料を作り始めたころは1,100円くらいだったんですけど調べるたびに値段が上がっています。市販のグロー燃料も値上がりしてますけどね。

 調べるとカワチヤよりも割安な5ℓで6930円の製品もありました。が、5Lでは使いきるまでに劣化しそうですし天然成分が売りの「ボディケア」用の製品なのでビタミンEやオリーブ油やコーン油に含まれるオレイン酸とかリノール酸とかも含有されているようです。
 石けん材料用の工業用並に精製された製品ではない可能性がありますから購入はためらわれます。以前、カワチヤ以外の店で買ったひまし油で燃料を作ったらモロモロフワフワしたオリのようなものが出てきて保管用の缶から携行用の缶に小分けするたびにコーヒーフィルターで濾過していた経験があります*。
* 濾過すればなんの問題もなく使えました。某ベテランによれば燃料系の途中に燃料フィルターなんか入れるから詰まるのであってUコンに使う分には濾過しなくてもスプレーバーからオリも一緒に流れて燃えてしまうそうです。ほんとですかね?


 カワチヤのひまし油はひまし油本来の飴色というかハチミツのような色をしていますけど着色されていないのが良いですね。


 2サイクルエンジン用の混合油用のオイルは混合済みかそうでないかを分かりやすくするためなのかたいてい着色されています。Casotor Rは強烈な青い色をしていますがこれがバルサに浸み込みます。

 胴体はそれほどでもないのですがオイルの付着が激しくて傷が付きやすいバルサ製のカウルは大変なことになります。このカウルはバルサにエポキシを塗ってウレタンを吹くという仕上げです。強度に関係ないのでマイクログラスを貼らなかったのですがそのためか傷ができたところからオイルが浸み込んでいます。
 傷が付いたらすぐにオイルが浸み込まないようにエポキシを塗ったりする処理が必要です。同じく着色された燃料でもクロッツの赤い燃料ではこうはなりません。


 カワチヤのひまし油に替えれば解放されます。・・・油が浸み込んだのが目立たなくなるだけですけどね

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