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小型ガソリンエンジン RCGF Stinger 10cc RE用サブマフラーの製作-2

  今日(12月7日)はサブマフラーの外殻(サブマフラー本体)の作成です。

 ブログにアップするので見ばえを良くするためおそろいの缶にして絵柄も左右で合わせることにしました。2個の缶を接着して一体化するので接着するところを決めます(青のマジックでマーキング)。


 接着する部分の塗装を剥ぎます。砥粒が入った硬めのバフのようなビット(正しくはどう呼ぶのでしょうか?)を使いました。真ちゅうブラシの方が作業が早いのかもしれませんがすり減って使えなくなっています。
 塗装を全部剥げばいいのではないかとおっしゃるかもしれませんが、そんなに根気は続きません。


 径が同じアルミ缶の底を切り取ってサブマフラーの後蓋にします。サブマフラー1個を作るために缶は2個必要になります。まずマジックで切る所をマークします。どのくらいの所で切るか(高さをどれくらいにするか)は本体との組み合わせで変わります。


 愛用のテトラののこぎりで切ります。穴が開いたところから泡が出ています。


 切り離すとこんな具合です。ひげそりフォームが少し残っています。

 アルミパイプを通す穴を開けるため、センターの位置を描きます。丸いもののセンターを見つけるためにこんな道具(というほどものではない)を使います。
 この道具は自作の車輪を作るときに重宝しました。アメリカの自作マニアのブログをパクった参考にしたものです。


 缶の内側のコーティングが剥離剤ではがれることを期待しましたが片方は頑張れば竹串でこそげ落とせるくらいまで柔らかくなりましたが片方はびくともしません。


 本体と後蓋に下穴を開けてリーマーで広げます。「ここまでリーマーを入れる」という目印になるようにリーマーにマスキングテープを貼っておきます。

 穴を広げている間にセンターがずれているのが分かることがあります。


 センターが多少ずれても機能に影響しませんが見栄えが悪くなりますから切り出しで削ってセンターを維持するようにします。この切出しはバルサを削るにも金属を削るのにも愛用しています。機体を1機作る間に2、3回研がなければなりません。


 穴の大きさがパイプの径に近づいたら1回リーマーを回したらチェックするというように少しずつ削り、できるだけぴったりパイプがはまるようにします。
 今回はうまくいきました。
 

 全体を組み合わせるとこんな具合です。右側が入口(エンジン側)左側が出口です。

 後蓋の接着剤が付くところの塗装をはぐと同時に表面を荒らします。今日だけの作業でリューターのビットがかなりちびってきました。新品を買わなければなりません。

 部品が出来上がったところで重さを測ってみました。全部で約46g、これが2個一組ですから合計90g強になります。これに接着剤とシリコンチューブの重さが加われば100gくらいになるでしょう。純正マフラーの重さは40gですから排気系全体で140gくらいです。
 この重さは同じ排気量(10cc)の60クラスのグローエンジンのマフラーと同等ですが、同じ出力の40~46クラスのグローエンジンの純正マフラーよりは重くなります。銅管エルボがマフラー本体とほぼ同じ重さ(16.2g)なのは残念です。アルミでこういう製品があればよいのですが。


 今日のアルミ缶まわりの作業は10時から12時までで済みました。昨日のパイプに穴を開ける作業は3時間(ボール盤があれば1時間以下?)かかりましたが単純作業ですから大したことはありません。この作り方のサブマフラーなら工数は少なく特別な技術も必要ありません。リーマーで開ける穴が大きすぎたとかの失敗をしたらやり直せばよいのです。材料費はアルミ缶の中身の値段を加味しても1000円は超えません。


 後は出来上がった部品を耐熱エポキシで接着すればサブマフラーは完成です。その後、取付けステーを作れば機体に搭載できます。
 では次の記事で完成か、と言えばそういうわけにはいきません。実はサブマフラーに使う予定の「自転車の空気入れ」の中身がまだ1/3くらい残っています。中身がガスですから缶をちょん切っても部屋中にひげそりクリームや白髪染めが飛び散るような惨事にはなりませんが勿体ないですよね。
 実験結果をアップするのは空気入れの中身を使い切った後になりますが片方だけで作業を進めて製作記事は完結させたいと思います。

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