FRP工作、欠陥の修正・・・きりがない
技術も経験も乏しいアマチュアの工作ですからFRP工作でもいろいろと欠陥ができます。そのままでも空に上げてしまえばわからないんですが見た目がね・・・。
ということで欠陥を修正します。
へこみ
ホイールパンツにもカウルにも樹脂が回っていないところがあります。
樹脂が回っていないところを調べると、表面に来ているマイクログラスとその内側のガラスクロスが密着していない、というのが大部分です。そういうところはマイクログラスをはがしてして表側から修正します。
色が付いていないのでわかりにくいのですが、分かる範囲で補修箇所をマークします。
補修する樹脂にはスタイロフォームを削った粉を混ぜます。マイクロバルーン(アエロジジル)では揺変性が出ない(ことはないけどその作用は弱い)ので加熱すると流れてしまいます。
スタイロフォーム入りの樹脂は、マイクロバルーン入りの樹脂に比べて硬化後でもパリパリ割れたり掛けたりすることが少ないので削る作業が楽です(僕の感想)。
ヒーターの上で硬化を待ちます。
僕の家の暖房の場合、ヒーターの上は50度くらいになります。生乾きのFRPを型から外してヒーターの上に置くとFRPが変形するので裸のFRP製品を加熱するときは注意が必要です。
硬化後にザッと削ります。
ここまでで直せなかった欠陥は塗装の段階で修正します。
カウルの前の隙間
カウルも直すところがあります。
こんなに隙間ができていたら工作がヘタなことがばれますから直さなければなりません。
薄いFRPの板を延ばす感じで直したいので生クロス(樹脂を含浸させたガラスクロス)でカウルを継ぎ足すような感じにし、表面はスタイロフォーム入り樹脂でならすことにしました。
クロスだけだと網のようになっています。
マスキングテープで切り取るところの目安を作って、
縁をそろえて、
スタイロフォーム入りの樹脂を盛ります。
硬化後、ざっとならします。
横と正面から見るとうまく修正できたようですが・・・、
上から見ると食い違いができています。目立つところなので気が付かなかったことにするわけにはいきません。何か工夫します。
気になる所を全部直そうとしたら切りがないんですけどね。