年金生活フライヤーのブログ

ラジコン飛行機関連のブログ

代替ドープを試す 色ドープ 本番②主翼の稲妻、ラッカーうすめ液はだめだった

 水平尾翼の稲妻の様子を見てみます。シンナー(アセトンとドープサイザー)が抜けたらどうなっているのでしょうか。

 前のブログの写真と同じじゃねえかと思われるかもしれませんが丸二日立った後の写真です。なんどもいいますがツヤは出ていません。塗りたてなのに何年かたったような風合いです。ドープサイザーのおかげか引きつっているようにはみえません。


 主翼に塗っても大丈夫そうだと思いましたが、同じことをしても実験にならないので新しいことをしてみます。

ラッカーうすめ液は使えなかった

 手持ちの資材としてDCMブランドとアサヒペンの「ラッカーうすめ液」があります。例のとおり「第二石油類」としか書いてないので成分はわかりません。「ペイントうすめ液」*ではないので使えるかもしれません。
* ホームセンターのDIYレベルでは乾性油系の「ペイント」と「ラッカー」で塗料を分類してるような気がしますがどうなんでしょうか。


 このうすめ液は乾燥が遅いのでかぶり止めの効果が期待できます。
 以前、DCMブランドの「ラッカーうすめ液」を本物の東邦化研のドープに混ぜたら分離してしまいましたがある程度アセトンで緩めた代替ドープに混ぜたらどうでしょうか。懲りずに試してみました。
 ハケで色ドープをすくってポリカップに入れ・・・

 うすめ液をいれてみたのですがダメですね。代替ドープと薄め液が分離します。

 アイスの棒でかき混ぜると代替ドープがアイスの棒に水飴状にくっつきました。ということはアセトンがうすめ液に吸い取られて代替ドープの粘度が上がったということでしょうか。


 別の銘柄のラッカーシンナーをためすべきかアセトンで我慢するか考えどころです。

純正のリターダーの効果は?

 棚の奥から東邦化研の万能リターダーが出てきました。右端の錆びた缶ですが20年くらいは経っていそうです。
 かぶりを防ぎたい、つまりゆっくり乾燥させたい、ということでこれを使うことにしました。

塗装開始

 塗り方は水平尾翼と同様です。ドープサイザーを10cc(樹脂5gに対しての比率になります)混ぜた白を塗ります。
 面積が広いので両翼を塗り終わると最初に塗ったところがほぼ乾きます。次の塗装でハケで塗膜が破れない程度に乾けば次を塗るというやり方で2時間で6回塗れました。

 6回塗った段階で色が付きました。

 マスキングテープをはがした状態です。溶剤で緩んでできたデコボコは消えましたがハケ目は残っているしせっかく入れた万能リターダーの効果があまりなくてところどころかぶりも出ています。


 水平尾翼より面積が広いので塗膜の状態が良くわかります。
 マット仕上げというわけではありませんがセミグロスという感じで陸上自衛隊の戦闘装備のような仕上がりです*。
* 陸上自衛隊の塗料の缶には「半つや」と書いてあったと思います。同じ戦闘装備でも航空自衛隊の装備はつや消しが強い感じです。米軍の装備では反射防止に砂を混ぜてんじゃないかというレベルの塗装もあります。


 次の実験はつやをだすために色塗装の上にオーバーコートのクリヤをどうやって塗るかですが、この実験はかぶりが怖いので秋晴れの頃になりそうな気がします。
 資材の準備についてはリターダーの効果がもう一歩なのを踏まえ、アセトンに替わる溶剤を探すつもりです。ただ溶かすだけならアセトンでいいのですが、乾燥が遅い溶剤が欲しいところです。

×

非ログインユーザーとして返信する