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ENYA 41-4C運用記 修理・整備編 プッシュロッドカバーからのオイル漏れ対策

 クランクケース換気システムを採用した一環でフロントベアリングを接触形のゴムシール仕様にしたためフロントベアリングからの油漏れがほとんどなくなりました。また、「吹き返し対策編」で述べたようにキャブレターの吸入口を伸ばしてエンジンルームの外に開く仕様にしたためキャブレターからの吹き返しもエンジンルームに入らなくなりました。
 これでエンジンルームの汚れはかなり少なくなりました。ところが飛ばした後にカウルを外してエンジンルームを見るとクランクケース回りとシリンダーの前の方はほぼ乾いた状態ですがエンジンの後ろ側がオイルで濡れています。油が漏れそうなのはスロットルバルブまわり、ヘッドカバーとシリンダーヘッドの隙間、プッシュロッドカバー回りです。調べてみるとプッシュロッドカバーのOリングが劣化して弾性がなくなっていました。カムギヤボックス側に比べてシリンダーヘッド側の方の劣化が激しいのは熱の影響でしょう。曲げたらひびが入るレベルでした。

 Oリングは赤で囲んだ部品です。


 メーカーにパーツとして注文しても良いのですが、ホームセンターで手に入る内径4.8mm線径1.9mmのニトリルゴムのOリングがぴったり合いました。水道用の部品ですから「水以外には使わないでください」と注記されていますが、ニトリルゴムなので行けるんじゃないのと思って消耗品と割り切って自己責任で使うことにしました。これで7ℓくらい回していますがまだ大丈夫です(期間にすれば1年8か月)。調べてみると自動車用品のアストロプロダクツでも5mm×2mmというニトリルゴムのOリングをリーズナブルな価格で売っていますからこれも使えそうです。
 Oリングを交換した後はシリンダー後部の油漏れは解消し、エンジンルームはスロットルバルブ回りに油がにじむ程度のきれいな状態を保つことができました。やって良かった作業でした。

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