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ENYA 41-4C 運用記 クランクケース換気システム 地上運転成功

 ENYA 41-4Cに適合する接触型ゴムシール付きベアリングを入手できました。

 模型エンジン用ベアリングを販売しているアメリカの業者のサイト(URL:  http://www.rcbearings.com/)を調べるとSAITOやOSの4サイクルエンジンのフロントベアリングの寸法がENYA用と同じ8×22×7であるものがあることが分かります。この業者のサイトにある8×22×7の寸法のベアリングの記号を見るとSAITO用は608-LLUとありますからNTNの接触型のゴムシール仕様、OS用は608ZZですからENYAと同じ非接触型の金属シール仕様です。エンジンメーカーにスペアパーツとして注文しても良いのですが、汎用ベアリングとして買えばお安くなります。探してみると通販のモノタロウの事業者向けのサイトにありました。販売価格が税込み186円と驚愕のお安さですから送料が発生しても断然お得です。
 モノタロウに注文した次の日にベアリングが届きました。ベアリングは両面シールでグリスが封入されていています。潤滑油が回るように片方のシールを千枚通しでこじって外してグリースを洗い落とし、クランクシャフトハウジング(前蓋)を脱脂して、いつものとおり、オーブントースターで加熱してフロントベアリングを交換しました。


 実験の結果は成功でした。ベアリングを交換したうえで、クランクケースからロッカー室へのチューブに付けていたオリフィスを取り除き、クランクケースとインテークマニホールドの間の気体の出入りを最大にした仕様で、元の仕様と同じ最高回転が得られ、アイドリングの設定も同じで安定性も変化ありません。


 目論見どおり性能に影響を与えずにクランクケースの換気を向上させることができました。これに加えて副産物としてフロントハウジングからの油漏れがほぼなくなり、フロントハウジング(前蓋)の汚れは乾いたほこりが付くだけになりました。思わずニッコリの結果です。


 次回は飛行機に載せてからの問題点です。

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