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代替ドープ仕上げの電動機 ハッチの塗装が完了

 ドープの代替塗料の実験は、セルロースセメントも自作の代替ドープもかなり使えるなという感触を得ました。
 ドープ代替塗料の実験への意欲は減退しましたが機体の方の作業は続きます。

ハッチのセルロースセメント塗装は完了

 僕だけの経験かもしれませんが、ドープ作業では胴体の本体や主翼のような面積が広いところより尾翼やエルロンなどの小さい面積の所から早く仕上がっていきます。
 広い所はハケのストロークが大きい、塗料が伸びる、塗られる塗料が少ない、という理屈で形成される塗膜が薄くなるという理屈でしょう。

 今回の作業でもセルロースセメントで作業した胴体の本体、方向舵、胴体ハッチの中では方向舵が最初に完成し、ハッチはもう少しで完成、胴体の本体はまだまだ、という感じになっています。
 この状況を受け、ハッチの塗装作業にけりを付けキャノピーを取り付けることにしました。

 小物の塗装ですから妻の不在の時間を利用してベランダで塗装しました。飛行方向に1回、それに直行して1回、合計2回塗って完成にしました。
 使い古したハケを使ったおかげでハケの抜け毛が出ませんでした。時々小雨が降る天気で湿度は高かったのですがセルロースセメントは自作の代替ドープに比べてかぶりは出にくいので助かります。

 塗りっぱなしですからハケ目は残りますが絹の目が流れる方向にハケを動かして塗っていればハケ目は絹目にまぎれてわかりにくくなります。
 絹張りの後で塗った回数は10回程度になるでしょうか。20回くらい塗って絹目がほとんど見えなくなるくらいまで塗っていたこともありましたが今回はこれで完成にします。絹目ははっきり見えるけれども塗膜はしっかり形成された状態です。僕的にはこれで十分です。

キャノピーの取付け

 ハッチのセルロースセメントが乾燥したらキャノピーを接着します。
 キャノピーの内側の機内色になる部分に塗り残しがないことを確認してハッチを仮止めします。

 キャノピーにはラッチのつまみが通る穴をせっかく開けたのでそれがずれたらがっかりですからラッチの仕組みを組み込んだ状態で作業します。

 キャノピーの後ろはラッチのピンでセンターが出ていますから前の方のセンターを合わせます。

 接着剤には愛用のCanopy Glueをつかいます。

 ハッチを胴体に付けた状態でキャノピーを接着するのは、ハッチを外した状態でむりやりキャノピーを押し付けるように接着するとハッチがゆがむ恐れがあるからです。

 小分けしたCanopy Glueをキャノピーの縁とハッチ表面の間の隙間に流し込んでいきます。こういうところは先をとがらせた竹串を使います。

 前の方はこんな具合になります。余計なところに流れないように慎重に作業します。

 後ろの方は点付けです。ハッチと胴体の間に接着剤が回らないようにマスキングしておきます。前と後を接着するとハッチはゆがみにくくなります。

 接着剤が乾いたらハッチを外して接着していないところに接着剤を流します。ご覧のようにキャノピーとハッチの間に隙間が残っています。
 キャノピーが自然にハッチの形になじむように無理な力を加えないでテープで止めながら接着剤を流します。こういう接着の仕方ができるのがCanopy Glueの良い所です。

 隙間に入り込んだ接着剤が透明になれば接着完了です。この状態ではまだ完全には固まっていません。

 うまく接着できたなと悦に入っていたら欠陥に気が付きました。赤い絹がはがれてます。代替ドープが浸みこんで固まった絹がありますからこれをセメダインCで接着してごまかします。

 「塗料の塗りムラかな」という程度に目立たなくなりました。

 キャノピーに枠が付けば完成です。白のビニールテープを6mm幅に切って具合を見ます。

 良さそうなのでマスキングして塗装を始めます。PET樹脂にはどんな塗料も密着しないということはどんな塗料を使っても五十歩百歩だということです(この考えでいいのかな?)。狭い所を塗るのですからエアブラシでなくても大丈夫だろうということで水性塗料を筆で塗ることにしました。
 とはいえ気休めのためにプラスチック用のプライマーを掛けます。資源の節約のためにポリカップの中にプライマーを吹いてそれを筆で塗りました。

 プライマーが乾いたらまず機内色のStonewedge Greenを塗ります。2回塗ったら色が付きました。

 機内色の上から白を塗ります。これでキャノピーのフレームの内側が機内色、外側が白ということを表現する算段です。
 前回作ったキャノピーでは白をスプレー塗装しましたが塗料が無駄になるし準備が面倒なので今回は水性スプレーをビンに吹いておいたものを筆塗りします。
 1回くらいでは色が付かないので何度も重ねなければなりません。初めに塗った塗料を十分に乾かさなければ次に塗るときにハケで前の塗膜を破ってしまいますからしっかり乾燥時間を取らなければなりません。2回目以降の塗装は次の日に持ち越しです。

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