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こてるRCGFの再生㉟、塗装下地作り、ロゴ入れ、その他

塗装下地作り

 エポキシ樹脂をダメ押し?で塗った(なすり付けた)おかげでグラスの目がかなり埋まって、繊維が出てボソボソになった部分が落ち着きました。極端なことを言えばこの状態でも飛ばせると言えば飛ばせます。


 ウレタンを吹く前に軽く水研ぎします。

 グラスの目が埋まったところはエポキシの層が凸凹しているので手間がかかります。曇りガラス状に削ったところは5割くらいでしょうか
 

 作業中に爪を引っかけてへこませたところがあります。真上から見るとはっきりわかります。

 同じところを傾けて写真に撮りました。エポキシ樹脂で高さは同じになっているのに欠陥が見えてしまうわけです。ウレタンを吹いてもこの状態でしょう。こういうところをパテで直してもパテが目立ちます。こういうところがクリヤ仕上げの欠点です。

 パテで段差をならしたところですが、パテを盛ったなというのがはっきりわかります。段差を残したままの方が良かったのかなとも感じます。

 垂直安定板のフィレットです。パテが分かりますが色が良いので欠陥という感じではありません(自己評価)。


 グラスの継ぎ目です。バルサの所で継いだところはわかりますがヒノキの所で継いだところはまずわかりません。ウレタンを吹いたらバルサの所の継ぎ目も目立たなくなるでしょう。
 写真がピンぼけですね。


 生地完成の段階では待ち針の穴は消えたはずですがエポキシが浸みこむと針穴が復活しました。写真でも注意してみるとわかります。
 この写真もピンぼけですね。


 ペーパーは400番を使いました。400番で研ぐと次の塗装でペーパーの跡が分かりますが、バルサ生地のクリヤ仕上げだとグラスの目が残るレベルにするので問題ありません(妥協ですね)。
 ペーパーがけは2時間くらいで終わりました。

ロゴ入れ

 ウレタン塗装の前にロゴなどを入れます。
 やり方は「水性塗料転写法」で去年の10月の「ラジコン飛行機にロゴを転写 ステッカーとは違うやり方」という記事でも紹介しています。
 ロゴなどの転写に使う水性ウレタンはガソリンに耐えなさそうですからウレタンを上塗りする必要があります。つまり、ウレタンを吹く前にロゴを入れる必要があります。

 ロゴは一番カッコいいレッドラインにします(実際に使っているのはスズキのCCISだけど)。STIHLのロゴはちょっと・・・


 水研ぎが終わった胴体に施工?するのですがいつも同じやり方では進歩がないので少しやり方を変えてみました。

 このように色が抜けるのはインクの層に水性ウレタンがしっかり浸み込んでいないからではないかと考えました。レーザープリンターで使っているトナーは水に溶けないだけあって水となじみにくいようです。

 作業を始める前に水性ウレタンを印刷面に塗って定着させることにしました。インクにしっかり水性ウレタンを塗りました。
 乾いてから原稿を切り出します。ここから先のやり方はいつもと同じです。

うまくいけばいいんですけど。


体重測定

 エポキシ処理でどれだけ重くなったか、クリヤ塗装でどれだけ重くなるかを把握するため体重測定をしました。

胴体(垂直安定板付き):338g、重量増は40g(338-298)。

タンク・点火ユニット室カバー:15.7g、重量増は3.2g(15.7-12.5)。内側にもエポキシ樹脂を塗ったのですがそれほど増えていません。

機首ハッチ:18.6g、重量増は2.9g(18.6-15.7)。こちらも内側にも樹脂を塗りました。


 これに塗装分の重量が加わりますがバルサの生地にフィルムを張るよりも軽く仕上がりそうです。

その他

 エポキシの硬化や水性ウレタンの感想を待つ時間がもったいないので塗装の準備とは別の作業も進めます。

フィルム張りの準備

 水平安定板、昇降舵、垂直安定板、方向舵はフィルム張りです。胴体の塗装が終わったらすぐに尾翼を完成させられるようにフィルム張りの準備をしておきます。

 フィルムのくっつきが良くなるように動翼の前縁、翼端などのフィルムの端っこが来るところに水性ウレタンを塗ります。
 僕は専用のフィルム張り用の接着剤(フィルムボンド?)を使ったことはありませんが、水性ウレタンを塗ったところはフィルムが密着し、はがそうとしても接着層がバルサ側に残るくらいですから同等の効果があるのではないでしょうか。

キャノピーの工作

 キャノピーは水性パテを盛る、削る、もう一度軽量タルク入りの水性ウレタンを塗る、削るという工程まで進みました。バルサの枠も水性ウレタンを塗って固めておきました。

 白い点々は削れたタルクが残った気泡に入ったところです。これくらいならマイクログラスを貼る過程でエポキシ樹脂でふさぐとことができるでしょう。

 マイクログラスを貼る直前の重量は24.5gですから下地塗装分の重量増加は3.5gです。パテとタルクを一生懸命落した成果です。
 下地塗装分の重量増加は去年の11月に作ったキャノピーで5gでした。今回は水性パテを塗るという工程を増やしたのに重くなっていません。軽量タルクより水性パテの骨材であるマイクロバルーンの方が軽いということでしょうか。

カウルの整形

 カウルのプロペラシャフトが通る穴を修正しました。

 こんな状態から


 ここまで直しました。・・・あんまり直ってませんね。


 スピンナーを付けるとわからなくなるんですが20g以上の重量増はいやですね。


 尖端の表面がでこぼこしているのでスタイロフォーム粉入りエポキシを持って平面を出すことにしました。エポキシを盛って、クリヤファイルを切ったシートで樹脂を抑えます。
 この状態で青空駐車の車に入れます。

 ゴム状まで固まったところで車から回収しました。回るべきところに樹脂が回っています。

 うまいこと離型できてはみ出した樹脂を取り除きました。まあ、うまくいった部類です。

心が折れる出来事

 順調に作業が進んでいるようでも失敗はあります。

水性塗料転写法は微妙な結果

 今回はインク側にしっかり塗料を塗ってから転写しました。これ自体は成功で、以前に無人航空機登録記号を転写したときに比べて色抜けはほぼありませんでした。


 ところが別の失敗をしました。

 左舷側で原稿をセットして水で機体に押し付けていると、ロゴが上下逆になっていることに気が付きました。
 あわててはがしましたが水性ウレタンはなまじ性能が良いので生乾きの状態でもすでに密着し始めています。

 水でこすってもダメ、アルコールでもこすってもこのくらいまでしか落とせませんでした。結局800番のペーパーで削り落としました。

 右舷側では原稿を押し付けるとき、ふやけて柔らかくなった原稿が破れました。「E」の上が破れています。

 結果はこれです。破れたとおりに転写されています。・・・精神的ダメージが大きいですね。
 このブログを書いている段階ではやり直すかこのまま上塗りを吹くかの決心がついていません。

キャノピーの負傷

 マイクログラス貼りの準備が終わったキャノピーを取り落としました。

 へこんでますね。水性パテで修理しました。

垂直安定板のダメージ

 垂直安定板はバルサの生地のままですから作業中に傷が付かないように厚紙でてっぺんを保護していました。
 作業しているうちに何回かものにぶつけているので傷はついているだろうなと予想していました。

 傷だらけではありませんが前縁も後縁もやられています。白のフィルムを張るのですがこのまま貼るわけにはいきません。


 次は塗装になるのですが、お天気次第です。
 塗装に都合の悪い天気ならカウルやキャノピーの工作に注力します。



 


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