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1月8日の活動、無人航空機登録問題(クラブ登録しろと言うけれど)

RCGF-2の飛行

 6日に降った雪が残る中、RCGF Stinger 10cc RE用排気系の調子を確認するため飛行場に行きました。排気系は前回の記事のとおりの、サブマフラー、5mm中間レデューサー、小型サブマフラー、5mmレデューサー内蔵テールエンドという仕様です。
 飛行場に来ていたのは僕のほかに1名でしたから確認飛行がはかどりました。
 最初の3回はJXFの14×6で飛ばしました。地上で8,300rpmで回っています。電動専門に飛ばしている仲間からは「全然気にならない」との感想をいただきました。
 静かなのはいいのですがもっと力が出ないかなと思いました。
 RCGF Stinger 10cc REの取説によれば、最高出力は1.9HP @ 15000 rpmですから地上で8,300rpmではパワーバンドからかなり外れています。小さいプロペラで回転を上げたらどれだけ飛びが変わるか試すため、最後の1回はAPCの12×7に替えて飛ばしました。地上で10,000rpmが出ましたからJXF 14×6より2,000rpm近く回転が上がります。
 飛ばしてみると確かに力は出ますがそれ以上にうるさくなりました。このエンジンに最大の力を出させようというのならもっと回転が上がるプロペラを使うべきでしょうが、高回転でも消音効果を確保できる排気系を実現する(実現できないだろうな)にはさらに何個もサブマフラーを試作しなければなりません。僕としては消音効果との兼ね合いから回転を上げるわけにはいかないなと感じました。


 飛ばし終わって機体を掃除していたら方向舵の後縁が壊れているのに気が付きました。フィルムも破れていて、骨組みの中に泥が侵入しています。普通は壊れるところではありませんし、こんな壊れ方は見たことがありません。何回目かの着陸で3点着陸っぽく尾輪の方から接地したときに硬く凍った雪のかたまりが当たったとかしたのでしょうか。修理が必要です。

プロペラのバランス取り

 飛行場の帰途、14×6では大きすぎる、12×7では回りすぎるということで模型屋さんに寄ってAPC 13×6を買いました。これを地上9,000rpmくらいで回してパワフルだが静かな飛行ができることを期待します。

 帰宅後すぐにいつものやり方でプロペラのバランスを取りました。散らばっている灰色の物は釣りのおもりに使う鉛の板です。別の記事でも書きましたが鉛の板をプロペラハブの裏側のくぼみに接着剤で貼り付けてバランスを取っています。プロペラを削るより早くて楽だし上下方向でバランスが狂っている場合にも対応できます。
 パイロンレースをやっている人で、ハブに細い穴を開けて鉛の粒を埋めている人がいました。パイロンではスタンダードなやり方なんでしょうか。
 ミソすり運動的なアンバランスが生じにくいからよいアイデアだと思います。

無人航空機登録問題、クラブ登録しろというけれど

 プロペラを買ったお店にラジコン技術の2月号が置いてありました。表紙に「"新"航空法の現状」と書いてあります。立ち読みするのははばかられますから表紙だけ見て買いました。


 中身を読むと期待していた登録手続きの要領などは次号以降になるようです(ちょっとがっかり。営業妨害になるから細部の引用はしません)。
 2月号を見ると、また、前々から感じていたのですが、ラジコン電波安全協会はラジコン飛行機・ヘリ愛好者をラジコン電波安全協会管理下のクラブにまとめようと考えているようです。
 クラブ単位で代行して無人航空機登録してもらう方が楽だから個人で登録しない方が良い、協会に登録しているクラブに加入しろ、協会に登録していないクラブは協会に登録しろと誘導している感じです。
 とはいいますがクラブに無人航空機登録を代行してもらったらラジコン愛好者は楽になるんでしょうか。


 以下、1月3日に投稿した記事と重複した内容ですが、再度ささやかな意見を述べます。


 僕に言わせれば、ラジコン愛好者の無人航空機登録を所属クラブの誰かが代行しても、個人が自分で国交省の「ドローン登録システム」に情報を直接入力する代わりに本人と機体の情報をクラブの代行者に伝えることになるだけにすぎません。個人とクラブの代行者の間のやり取りという段階が増えるだけで「システム簡素化」とはならず(ドローン登録システムにとっては簡素化になる?)、パソコンが苦手な人のための救済策ぐらいにしかならない感じです。


 クラブで代行手続きをする人は悲惨です。「めんどくさいから登録しねえよ。取り締まりなんかできゃあしねえよ」と駄々をこねるクラブ員を説得するというのが最初の仕事でしょう。いうことを聞かないクラブ員は除名するのでしょうか?
 「オレ、マイナンバーカード作ってないんだよね。今度飛行場で免許証の写メ取ってくんない?」、「登録するのに機体の型式名や製造番号を決めなきゃなんないの?適当に付けといて」、「写真データの送り方が分からないからオレの家まで来て登録用の機体の写真を撮ってくれない?」、「登録記号のシールを作ってくれない?オレの機体は黒だから白文字でお願いね」とかの注文に対応しなければならなくなります。恐るべき煩雑さです。


 僕は自分の機体だから登録したのであって、他人の機体まで登録する気にはなれません。僕が登録の代行をするなら本人が国交省に払う手数料の他に一人当たり数千円の手数料をもらいたいくらいです。


 仮にクラブによる登録代行をするとしても、日本のクラブの中で、所属員の個人情報と保有機をすべて管理し手続き事務を代行できるような組織力のあるクラブはどれくらいあるのでしょうか。ラジコン電波安全協会に登録しているという220以上のクラブであっても、その全てがそのような事務手続きに耐えられるのでしょうか。


 実際問題、そんな高級クラブに所属し、リモートID機器の搭載を免除される、150m以上の高度を飛ばせるとかの特典に浴することができるラジコン愛好者はいわばエリートだけでしょう。1機二桁万円台の機体がずらりと並んだクラブになんか恐れ多くて入会できない愛好者には縁のない世界です。


 それでもラジコン機を飛ばしたいという一般大衆は3年後には素直にリモートID機器を載せて飛行禁止空域以外の空域で150m以下の高度で飛ばすというスタイルになると思います。


 ラジコン愛好者のすそ野を広げるという意味では、ラジコン電波安全協会は、クラブへの加入やクラブの協会への登録を呼びかけるばかりでなく(呼びかけてもいいが)、全幅・全長1m程度、重量数百グラムの電動機を個人単位や数人のグループで飛ばす愛好者が簡単に飛ばせるようになる方策を考えてもらいたいと思います。また、個人で無人機登録をする方法などを紹介してもらいたいところです。

リモートID機器問題

 さしあたり3年後にはリモートID機器の搭載は必須になります。ラジコン技術によれば重量12gのリモートID機器が量産準備中とのことですが、電源を内蔵して電波を発信するデバイスが1000円以下になるとは思えません。
 僕としては、リモートID機器の搭載が義務になる前にせめて一人1台のリモートID機器で勘弁してもらって、1台の機器で複数機を管理する仕組みを実現するように業界団体に頑張ってもらいたいと思います。飛ばす時だけ飛ばす機体にリモートID機器を載せるという運用です。一人の使用者が飛ばせるのは同時に1機だけですから問題はないと思うのですけど。
 ラジコン愛好者のすそ野を広げる意味でも有効じゃないでしょうか。


 別の考え方として、ドローンで有名なDJIがリモートID機器内蔵のドローンを売り出そうとしているそうですからリモートID内蔵(又は一体型)の空用受信機というような製品の開発もアリではないでしょうか。

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