こてるNGHの補修①
こてるNGHは砂地に不時着させてダメージを受けました。不時着させたのは春でしたが暑い時期は作業せずに放っておきました。涼しくなったので補修作業開始です。
胴体の破損状況
不時着でマフラーが壊れ、脚が取れたことで胴体にダメージを受けました。
壊れたマフラーが当たったのか、もぎ取れた脚が当たったのか、胴体の底の前の方が壊れました。脚がもぎ取れたのですがご覧のとおり脚取付け板にはダメージはありません。
胴体側板にも穴が開きました。脚が当たったのでしょうか。
胴体底板前部の修理
まず胴体の底を直します。破損状況を調べます。
損傷個所をきれいにして板を貼れば直りそうです。
平らな板でふさげるように切り口をきれいにします。外側から板を貼ると木口が見えるので底板と側板の内側にはめ込むことにします。
現物合わせで型紙を作ってバルサ合板を切り出します。
バルサ合板を胴体の穴にはめ込むのですが、胴体の内側に押し込まれては困るのでアイスの棒のつっかえ棒を貼っておきます。アイスの棒はもったいないので「ハズレ」だった物を使います。
こんな具合にはめ込みます。
接着剤が乾いてからアイスの棒をはがしました。僕の基準ではうまくいった部類です。
この後は隙間やへこみを木粉入りエポキシで埋め、表面処理をすることになりますが、エポキシ作業は別にエポキシを使う作業がたまってからになります。
側面の穴をふさぐ
穴が開いたところの補修については過去にこんな記事をアップしました。
この時は、穴が開いたところにバルサを埋め込んでクリヤドープで仕上げました。
梅干し色に退色した部分に新品のあざやかな赤の絹を貼ったので直した跡がくっきり分かります。
今回はクリヤ仕上げです。どんな具合になるのでしょうか。
破損個所をきれいに切り取るためと埋めるバルサを切り出すために型紙を作ります。
型紙に合わせて穴をきれいにし、バルサを切り出します。接着しろを作るために切り口は斜めにしておきます。
ちょっと隙間ができましたが結構うまくはまりました。この後は平らにならしてエポキシを塗ります。マイクログラスを貼るかもしれません。
元の所と直したところのバルサの色合いがかなり違いますが、エポキシでバルサの色が濃くなってまわりの色とマッチすることを期待します。