代替ドープを試す 色ドープ 実験編②
最初に酢酸セルロースペレットについて少々。
僕が買った酢酸セルロースペレットの販売元のサイトの記述が変わっていました。
酢酸セルロース樹脂 (500g) | Nature3D
今年(令和5年)の3月に僕が注文したときには「生分解性塗料を作ることができます」とだけ書いてありましたが「塗膜は透明・強靭で、絹張り用ドープ液、ルアーディッピングコート液としても使用可能です」という文句が追加になっているほか記述が細かくなっています。「使い切れず固まった残り分は再度アセトンを加えて・・・」と書いてある所を見るとサイトの管理者が僕のブログを読んだのかもしれません(まさかね)。
この「透明・強靭」な塗膜を形成する「生分解性塗料」に顔料を加えで色ドープが作れるかの実験が始まるわけです。
第二次実験開始
脱線しますが色ドープでアクセントを付けることについて御託を並べます。
色ドープを塗るとそこだけドープが厚塗りされることになり、ほかの部分より収縮が大きくなります。
そういうことがなるべく起きないように、色ドープを塗るときは窓のところの絹の目がふさがって塗料が裏に回らなくなったくらいの状態で色を塗り、その後、色を塗ったところ以外に多めにクリヤを塗り、色を塗ったところとそれ以外の所のドープの層の厚さが小さくなるようにしていました。
何の工夫もしないよりはましだと思います。
こてる61で実験
こてる61の主翼に代替塗料の白ドープを塗ったらかぶりが出た上に引きつれた状態になりました。主翼がゆがむということはないでしょうが見映えが悪いので対策を講じなければなりません。
ドープサイザーは効くかな?
今回はドープサイザーを混ぜて効果を見てみます。縮みを少なくすることもさりながらかぶり止めのリターダーとしての効果に期待します。
こてる61では胴体にも実験に都合の良い所があります。
白のドープがないので稲妻が途切れた状態になっているのでこれを補修します。
白を2回塗ったところです。ハケが引っ掛からない程度に乾いたらさらに塗り重ねます。
4回塗ってかなり色が付いてきましたがかぶりは消えません。
6回塗って終わりにしてマスキングをはがしました。微妙にかぶりが出ていますが白なので目立ちません。乾燥が進んだらどうなるかは数日後に分かります。引きつれが出なければ良いのですが。