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EPぴこりんの製作 ダミーコクピットと人形①、リモートID特定区域

 最初に法的問題から。 

リモートID特定区域の変更届出

 5月17日に届け出た特定区域の変更届出の確認作業が終わったというメールが5月26日に届きました。土日を挟んでいるので7開庁日目に確認作業が終わったということです。これで僕の機体とクラブ員のもう1機を追加する変更届出の提出がシステム的に可能になったので直ちに提出しました。今週は無理でしょうが来週の土日には飛ばせるようになっていてもらいたいものです。


 何回も書きましたが大事なこと?なので繰り返します。
 国交省航空局安全部無人航空機安全課長名で出された「リモートID特定区域の届出要領」(国官参次第118号)「3. 届出に係る手続 」によれば登録システムによりオンラインで届け出る場合は「5開庁日前に届出を提出するものとする」とされています(郵送では5開庁日前に必着)。
www.mlit.go.jp/koku/content/001462725.pdf
 今回のように確認作業に7開庁日もかかるのであれば飛ばしたい日の5開庁日前までに届出を提出しても飛ばしたい日には飛ばせません。
 手続の規定どおりの期限内に届出を提出しても行政側の事務の停滞により飛ばせないのであれば国民の権利が侵害されることになって行政事務的にいかがなものかと思います。


 我々のように趣味でやっているのならどうということはないのですが競技会などを主催するとかの場合はまずいんじゃないでしょうか。


 競技会の主催者が競技に参加する人の機体の登録記号を掌握する、それを競技会開催場所の特定区域に追加するため規定どおり競技会開催の5開庁日前までに国交省に届け出た、ところが競技会を行う日までに国交省での確認作業が終わっていない、というような事態が起きるんじゃないでしょうか。
 競技会は僕らとは無縁の世界なので調べてもいないのですが日本模型航空連盟とかはどうやってこういう事態を避けるのでしょうか。

EPぴこりんの工作

 リモートID特定区域の変更届出の確認作業はしばらくかかりそうですからEPピコは法的には飛ばせない状態のままです。ということで実機感?を向上させる作業を進めます。


 ところで「EPピコ」っていうのはネーミングセンスのなさがほとばしり出ています。
 ニュースによればひよこの形をした「ぴよりん」というお菓子が人気だそうです。これをパクって「EPぴこりん」に改名しました。

細工しなけりゃかっこがつかない

 EPピコ改め「EPぴこりん」の現状を見てみます。

 人形のヘッドと計器板の間ががらんどうなので「何かが足りない」感があります。
 「飛ばせばわからない」と言い訳することもできますが、地上に置いているときに「首から下がないね」という指摘を受ける可能性があります。
 ダミーコクピットのスペースは結構あるので腕と胸から上も再現できます、というか再現しなければかっこがつきません。

 とりあえず作りやすいものから始めることにして竹の箸に石粉粘土を巻き付けた操縦桿を作りました。
 写真のエリーちゃん純正の手で握らせようとすると明らかにスケール的におかしいし手の作りが雑です。流用はあきらめました。
 どうせ胴体は作らなければならないので腕と手も自作することにしました。

設計図?

 いきなりスタイロフォームを削り出したり粘土細工を始めてもうまくいくはずがないので設計図を描きました。
 イラスト関係のサイトやブログに人体各部の比率を説明しているものがありますからそれを参考に身長160㎝の女性の1/6スケール(身長約270mm)ということで人形の各部の寸法を割り出します。

 設計図というより殴り描きです。稚拙というかなんというか・・・でもこの絵が作品になるのではなくこれに基いてつくる人形が作品になるからこんなので十分でしょう(多分)。

まず胴体から

 胴体と腕を一緒につくる技量はありませんからまず胴体から造形します。胴体はみぞおちの少し上まで再現できます(再現しなければなりません)。
 EPぴこりんの場合、コクピットの位置の関係で胴枠がパイロットの肩の下に来ています。このため首から下の胴体と腕はダミーコクピットの枠組みをかわしながら造形しなければならないという非常に面倒くさいことになっています。

 写真のとおり人形の鎖骨あたりから上の部分と鎖骨からみぞおちあたりの部分は構造的に分かれています。胸像のような状態にしたいのですが別々に成形して最後に一体化させよとしても到底うまくいくとは思えません。

 そこでスタイロフォームのブロックをグラスクロスとエポキシ接着剤で鎖骨から上の部分と下の部分を一体化させることにします。

 人形の土台とダミーコクピットを硬化促進加熱箱にセットしてカリカリに固まるまで待ちます。

脱線

 ちなみにペットボトルが熱湯を入れたらどのくらい収縮するかご覧に入れます。

 左は熱湯を入れる前、右は熱湯を注いで変形した後のボトルです。両方とも元は同じ500mlの強炭酸水のボトルですがどれくらい収縮するかわかります。この性質を利用してペットボトルキャノピーを作るわけです。
 


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