新作キャノピー 木目調塗装① 木目入れの練習と実験
4月にバルサでないものをバルサに見せかけるため、木目調塗装というものを試し「バルサのクリヤ仕上げと木目調塗装、初めてにしてはまあまあの出来?」というブログ記事を書きました。
できた製品はこんな感じです。このエンジンカウルはバルサ製に見えないこともありませんが技量が未熟な感じがします。
木目入れの練習と実験
木目調塗装は、①バルサ色(ベースカラー)の塗装、②木目入れ、③ミルキーカラー塗料によるトップコートの工程で行います。
バルサ色の塗装が済んでしまうとどんどん工程を進めたくなるのですが、木目入れは技術が必要なので塗装を始める前に練習を兼ねて塗装法の実験をしておきます。
1回目の木目調塗装では無謀にもぶっつけ本番で木目を入れましたが、もっとうまくできたのではないかとの反省があります。今回は幸か不幸か雨が続いて吹き付け塗装ができないので練習の時間があります。
前回は目の粗いスポンジでこすり付けるようにしたのですが新しい技法?を試してみます。
本物のバルサをお手本にします。台所用のスポンジの片側に付いている不織布?を使ってみました。面相筆で太めの木目を描いてから塗料が付いているかついていないかの不織布でこすると具合が良さそうでした。
実物でも試してみます。
こてるNGHのキャノピーには木目が入っていません。
木目を入れるといい感じです。トップコートを木目が消えない程度に薄く吹けば完成にできます。
実験結果を受け、本番は面相筆と不織布によるこすりつけで木目を入れることにします。
木目を入れる前に天候の回復を待ってバルサ色(ベースカラー)の塗装に進みます。
木目入れに適した塗料
前回も今回も木目入れに水性アクリル塗料を使いましたがこれがベストの選択ではないかもしれません。ウレタンクリヤがしみ込むか密着し、塗料のシンナーで色がにじまない塗料や筆記具であれば使えます。
これまで試してみての使用感は次のとおりです。
図画工作の絵の具 →ウレタンとの密着性が悪く剥離。
墨汁 →色が合わない。茶色じゃなきゃね。
2液性ウレタン塗料 →準備の手間がかかり作業性が悪い(やり直しがほぼ不可能)。