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世界最小(と言われている)ガソリンエンジンNGH GT9-Pro奮闘記番外編 パワフルで静かな飛行を目指して③

 同一仕様のサブマフラーをもう一本作りました。作り方は以前の記事に載せています。製作所要時間は2時間もかかりません。手間がかかるのは取付けステーの製作です。

 サブマフラーなしでの回転数は、高速ニードルをピーク位置より少し戻して10,600 r.p.mくらいです。


 取付けステーが出来ていないのでサブマフラーを仮止めします。この状態では飛ばせないので今回は地上運転のみでの消音効果の確認です。サブマフラーなしで2回飛ばしてから実験しました。

 サブマフラーを付けた直後の回転数は10,400 r.pp.m、排気抵抗が少ないからかニードルを調整しなおさなくとも回転数の低下は僅少です。写真は撮りませんでしたが高速ニードルを少しずつ絞ると表示が時々107になるくらいの回転数になります。内径6mmレデューサーよりも回転数の低下は少ないのですが全くないわけではありません。
 消音効果は一旦エンジンを止めてかけなおすと違いが分かりにくいのでフルスロットルで運転している最中にサブマフラーを引き抜いて確認しました。サブマフラーを引き抜いた瞬間に金属音のような高い音の成分が増えましたがびっくりするほどうるさくなるというほどではありません。「うるさくなった」というより「音色が変わった」という感じです。うーん、正直言って6mmレデューサーより静かとは言えません。
 あると言えばある程度の消音効果増大のために、出力向上につながらないものを飛行機のアゴの部分に付けることには抵抗があります。とはいってもSlimline Qシリーズそのままでは「草刈機の音だね。上空に上げたらうるさいね」という率直な意見のとおりうるさいので実験はまだ続けなければなりません。最高回転10,600 r.p.m、常用回転10,400 r.p.mに落ちても消音効果が格段に上がる仕様が見つかれば採用すべきではないかと思います。


 この日の実験では、まったく別の事実もわかりました(「そんなの知ってたよ」とおっしゃる方は多いと思いますが)。

 主脚を取り付ける部分の胴体のくぼみを埋めるために「ザ・スリム」という発泡ポリスチレンの板材でカバーを作ったのですが、燃料タンクの空気抜きチューブから漏れた生のガソリンがかかったところがグズグズになりました。サンドペーパーをかけてざらざらになった表面をエポキシ樹脂で固めたのですが、ピンホールから侵入したガソリンによりエポキシの内側の樹脂がやられました。思い出せば発泡スチロール(これもポリスチレン樹脂)にベンジンが掛かってへこんだことがありました。廃油には耐えられても生のガソリンには耐えられないということです。ザ・スリムは色がバルサに似ているためバルサのクリヤ仕上げの部分となじむので愛用していたのですが意外な欠点でした。グロー燃料(メタノール)には大丈夫だったので安易に考えていた結果の失敗です。みっともないのでどうにかしなければなりません。

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