こてるRCGFの再生⑨ 胴体下部の工作
胴体下部は主翼後縁付近までサブマフラーが来るのでサブマフラーの出口付近の前と後ろで構造が違います。
前はサブマフラーの両側にただ板を立てたような形、後は角を丸めた箱型構造で今回は風船張りにはしません。
胴体の下部側板
胴体の下部は微妙な曲線なので厚紙の型紙を作ってそれにならって側板を切り出します。
ホームセンターでバルサを買うと厚紙が漏れなくついてくるので重宝します。
後の側板
サブマフラーの後ろ端から垂直尾翼前端までは2mmバルサです。10mmの三角材を側板と底板に密着させたいのであらかじめ側板に接着しておきます。
左右の三角材の高さがそろうように気を付けます。
前の側板
前の方の板はイモ付けになるのである程度の厚さが必要です。サブマフラーと干渉しない範囲で厚くします。
6mmとかのバルサを使うのはもったいないので使い道に困っていた1.2mmバルサを使うことにしました。
3mmのスチレンペーパー(ボード?)を1.2mmバルサでサンドイッチにするという無駄に凝った構造にしました。厚さは合計で5.4mmですが接着剤の重さが加わりますから同じ
厚さのバルサより軽くなるかどうかは微妙です。
スチロール樹脂はガソリンに侵されるでしょうからスチレンペーパーが外側に出ないように3mmバルサで縁取りをします。
胴体下部後半部
胴体下部後半部は、一番前と後ろの枠はバルサい板から切り出しますがその他はバルサの細板の組み立て式です。太めの三角材が入るので同枠の密度は100mm間隔くらいで大丈夫です(多分)。
単純な四角形ですから図面にならって組み立てるのではなく、胴枠を配置するところの胴体の幅と下部側板の高さに合わせて組み立てます。
やってみるとあまりうまい工法ではありません。正確にはできますが手間がかかります。
側板を取り付けたらこうなります。側板とヒノキ棒がツライチかバルサの方がわずかにはみ出る程度に瞬間接着剤で少しずつヒノキ棒に貼り付けました。
ふたをしたところです。隙間ができたので表面処理の前にふさがなければなりません。
胴体下部の後半部は底板を張れば完成になります。
脱線、接着剤
僕が最近使っている接着剤は最近ホームセンターでよく見かけるゴリラウッドグルー、タイトボンドオリジナル、昔ながらのセメダインCです。
ゴリラウッドグルーは乾燥後の色はほぼ透明、やや柔軟性がありますから接着面が外側に出ないところに使っています。
タイトボンドオリジナルは乾燥後の色が黄褐色になりバルサの色になじみます。カリカリに固まりますから整形するときにサンドペーパーが引っ掛からなくなってきれいに仕上がります。
セメダインCはご存知のとおり乾燥後に透明になってカリカリになりますから表面に接着面が出るところに使います。バルサブロックを組み立てたりするときは非常に役に立ちます。薄いものを貼り付ける時も材料がそっくり返らないのも助かります。匂いが強いので一度に大量に使えないのが困ります。
このほかに耐水性に優れるというタイトボンドⅢも使ったことがありましたが乾燥後の色が濃い褐色になるし少々お高いので使うのをやめました。