代替ドープ仕上げの電動機 もうすぐ完成
2日分の作業をまとめて書きます。
エルロンサーボベッドの座繰り風加工がうまくいったか確かめます。
結構うまくいきました。とはいうもののサーボベッドとその周囲の主翼本体の風合いが違うのが見るたびに気になります。
サーボベッド側のネジの穴はエポキシ樹脂が回ってねじを切った状態になっていますからビスがすんなり通るようにネジ山をさらいます。穴がブカブカにならないように棒やすりには「ここまで削る」という目印のマスキングテープを巻いておきます。
ラダー操作用のワイヤを仕込んでリンケージ作業は終わりです。
電動機ですからエンコン関係のリンケージやタンクの配管とかがなくて楽です。
この後モーターマウント回りやアンプや電池の取付け台の工作がありますが、その作業中に胴体を振り回すことになります。そこで尾翼をどこかにぶつけて壊さないようにカバーを作りました。
廃品利用ですが材料は紙箱入りのワインの段ボールで統一して美観?を向上させました。このカバーは輸送中にも付けておいて車からの積み下ろしとか持ち運びのときにぶつけて傷をつけないようにします。
主翼のカバーも作りました。ホームセンターでロールで買った梱包用のプチプチ(正式にはエアカップシートとかいうんでしょうか)を適当に切って荷造りテープをペタペタ貼って完成です。見映えは全然よくありませんが役には立ちます。
アルミを蒸着させた発泡材のシートできれいに作っている人がいますが、そういう材料では雑に作るとアラが目立ちます。プチプチを使えば、プチプチを使っている時点でショボさが出ているので雑に作ってもアラが目立ちません(謎の理論)。
メカ積み
受信機やアンプのベッドはヒノキの板材で作ります。木目の通る方向を考えて組み立てれば合板より強度が出るから、というのは建前で、合板がもったいないのと合板をきれいに切り出して加工するのは僕の技術と道具では厳しいからです。
外形を描いた紙の上で組み立てれば手軽にかつ正確に作れます。
これは受信機のベッドですが、受信機の裏とベッドにベルクロを貼っておきます。このベルクロは固定用というよりも滑り止めとクッションの役割を果たさせます。
取り付けた状態はこんな感じです。受信機を置く位置を仮決めしてベルクロテープで本格的に固定するので確実だし取付け取り外しが楽です。
エンジン機ではウレタンのスポンジを挟んでベルクロテープで止めていますが、ベルクロの雄と雌が受信機と機体の間に挟まっているのでヘタったスポンジよりも防振性は優れているかもしれません。
アンプのベッドも同様の構造です。
こちらは電池のベッドの材料です。受信器とアンプのベッドは2mmのヒノキ板で作りましたが電池は重さがあるので3mm角のヒノキ棒の集成材で強度を出しています。というよりは主翼の主桁の端材が沢山あるのでこの構造?にしました。
押入れの中に置く湿気よけのスノコのようです。
電池がずれたら大変ですからこちらもベルクロを貼って滑り止めと位置決めができるようにします。
ベッドをすべてつけてみました。アンプはベルクロを貼りつけるための保護カバーとしてヒシチューブを被せました。元からの熱収縮チューブに加えてカバーが二重になったわけですが放熱的にどうなんでしょう。無理な飛ばし方はしないつもりですけど。
電池のベッドは重心位置の調整ができるように長めに作ってあります。
受信機のアンテナの処理?具合がわかるでしょうか。紙パイプにアンテナを差し込むのですが、紙パイプの位置は、差し込むのが簡単でも意図的に抜こうとしない限り抜けず、受信機を外せば(外れれば)抵抗なく抜けるようにするのに頭を使います。
最近では紙製のストローが手に入りますからそれを使ってもいいんでしょうね。
モーターも脚も付いた
モーターと脚が付きました。
尾そりはこんな具合です。ちょっとヤワな感じがします。壊れたら固定方法を考えなおします。
ハッチのラッチ付近です。アルミ板はラッチのピンが当たって傷が付かないようにするための細工ですがちょっとスマートじゃありません。ピンをひっこめた状態でロックできるような仕組みを考えた方がよさそうです。
電池の位置を動かせばが重心位置は25%から40%くらいまで調整できました。適当に図面を引いたのですが余計なバラストを積まずに済みそうです。
重さも計ってみました。
胴体はダミーコクピットとハッチを含めて780g、まだカウルと主翼固定用の仕掛けが付いていません。
主翼は216g、合計で996gです。楽に1㎏を切るだろうと期待していましたがカウルを付ければ確実に1㎏を超えます。
まあ翼面積22.7dm2、翼幅約1100mm、全長約1000mmの機体にしてはまあまあの出来かもしれません。
話は変わってネットで誰かがやっているのを見て「うまいこと考えるもんだ」と感心したことを紹介します。
ドライバーの磁力が弱くなってネジがあまりくっつかなくなりました。こういうドライバーの先っぽに磁石をくっつけると磁力が強くなってネジが落ちにくくなります。そんなのオレも知っていると言われる方も多いと思いますが僕は思いつきませんでした。