こてる26式を作る-30 フラップ・・・サル知恵はうまくいくかな?
フラップのヒンジ機構をどうするかまだ固まっていないのですが、見切り発車でフラップの工作を始めます。
まずは能書きから。
ゼロ戦のフラップはアルミのパネルを骨組みで補強している構造です。

この写真はゼロ戦をレストアして実際に飛ばした「アビエイタープロジェクト」というグループのサイトにあったものです。・・・すごいことをする人がいたものです。
https://project-zero.jp/latest-news/20151208-zero-latast-news/attachment/o0640048013497279855/
こういう構造のスプリットフラップは多いのですがこれを再現するのは大変そうですし剛性が確保できるか不安です。ところでゼロ戦でもフラップのヒンジはピアノヒンジですがピッチが細かいですね。

前回の記事でも書きましたがLa-7のフラップは幸い?薄い三角形の断面です。これなら工作が楽でねじれ剛性も強くできると思いますからその構造を踏襲します。
実機の動作方法ははっきりしませんが、胴体から(写真では左から)伸びているロッドにつながった3本のロッドが横に動いてフラップを押し下げるような感じです。・・・この操作法は再現できないでしょうね。
薄い構造でねじれ剛性を出すためにペラペラの自作FRP(薄い和紙と#200のガラスクロスをエポキシで固めたもの)で立体構造を作る、という新工法を試すことにします。
まず薄いFPR板を作ります。

離型処理した(フィルムの裏紙を貼り付けた)平らな板に和紙、その上にクロスをセットして、

樹脂を含浸させます。セメダイン1500は粘度があって浸み込みにくいのですがこういう作業にはかえって都合が良いと思います。

何の写真かと言えば、レジ袋で「代用ピールプライ」を作っているところです。妻の遺品の剣山で細かい穴をたくさん開けます。

引き続きよく分からない写真です。剣山の上にレジ袋を置き、ペーパータオルをたたんで厚みを持たせたものを載せて丸い物(今回はキリの柄)でグルグル回しながら押しつけると能率的に穴を開けることができます。・・・つまらないノウハウだなあ。

代用ピールプライを貼り付けて伸ばします。穴がたくさん開いているので気泡はできません。樹脂をケチっているのでグラスの目が完全に消えることはありませんが下側に薄い和紙を敷いているのでピンホールは出来ないでしょう。多分。

ピールプライの穴から樹脂がしみ出しますから新聞紙をピールプライの上に敷いて、

板を載せて重しを掛けます。代用ピールプライは代用だけあって余分な樹脂がドンドン浸みだして繊維の比率が高い高品質な製品ができる、ということは余り期待できません。
このやり方で薄いFRP板ができればスケール機の外板を再現するのに都合が良い素材になりそうです。

半日硬化させて代用ピールプライを一部はがして見ました。スは入っていないようですがまだカリッという感じまで固まっていません。
懲りずにピアノヒンジの試作品も作ります。ヒンジの実質的な機能はアイエムのナイロンヒンジに担ってもらい、ノイズレスチューブのコマは見た目だけにします。第2案の改良型という感じです。

アイエムのナイロンヒンジからヒンジの軸になっているピンを引き抜くのですが、・・・ピンにローレットが掛かってますから抜くのに結構力が要ります。

こんな具合に配置します。出来上がりのヒンジのコマが10mm刻みになるようにして、ナイロンヒンジの部分とノイズレスチューブの部分をわかりにくくさせてみることにします。

この写真はダミーの(ある程度は機能する)ヒンジのコマをセットするための部材です。
紙でノイズレスチューブをくるむ算段です。

あまりキチキチに作るとヒンジが動かなくなりますからヒンジのコマが来るところに紙2枚分のスペーサーを噛ませます。

ヒンジのコマをセットしたピアノ線をセットします。

紙でくるんで固定します。

まあまあの出来という感じです。コマとコマの間隔が広くなっているところにアイエムのナイロンヒンジが来ます。
うまくいきそうな感じなので本番用の作成を始めました。

ノイズレスチューブのコマを固定するための紙を切り出しているところです。うまくいきゃいいんですけど。
極薄FRP板にしろピアノヒンジにしろうまくいってから記事にすべきなとも思いますが、失敗作を紹介して笑いを提供することにも意義があるかもしれません。
うまくいったか失敗したかは次回以降の記事で分かります。