こてる32を作る-49 塗装②、塗面の修正、仕上げのクリヤ塗装
シンナーが飛んで硬化が進んだ状態で塗面を確認しました。
1回目のクリヤ塗装の結果
これはカウル。塗り物の茶碗のような風合いです。
こちらは脚取付け部カバーです。
マイクログラスを貼っていないカウルと脚取付け部カバーはかなり平滑になっています。僕の基準では完成としても良いレベルです。
胴体ハッチの前のバルサの部分は、機体を持つとき胴体と一緒につかむので丈夫にするため厚めのマイクログラスを貼りました。このためグラスの目が出ています。このあたりは胴体と一緒にウレタンクリヤをもうひと吹きすることにします。
クリヤが余ったのでスタイロフォームの所にもクリヤを吹いたのでピカピカしています。
虫が一匹犠牲になっています。こういうところも修正しなければなりません。
塗面の修正
夕食後ウレタンの硬化が進んでから塗面の修正を始めました。
ウレタンが完全に硬化するとペーパーがけが大変なので完全硬化前に研ぐのですが、塗料が粘るのでカラ研ぎでは塗料のかたまりがペーパーに付いて塗面が傷つきます(こういう現象をカラミ(絡み)というのでしょうか)。ということで水研ぎにします。水研ぎだとほこりが出ないのも良いですね。
320番とか400番で研ぐと上塗りの後でペーパーの目が浮き出るので800番で研ぎます。アイフォンで音楽を流しながら3時間かけて研ぎました。
多めに作った塗料がもったいないのでどんどん厚塗りしたのでタレができています。タレができているところは切り出し(スクレパーの代わり)と400番の水ペーパーで修正し、その後800番で全体を研ぐことにします。
ロゴを転写したところは残った紙の繊維でけば立っていますし水性ウレタンが乗っている余白の部分の段差も残っています。
ここはインクの層が削れたら大変なので出っ張ったところを削り取る程度に軽く研ぎます。
仕上げのクリヤ塗装
日を改めて12月16日、仕上げのクリヤ塗装をしました。
グラスの目がかなり残っている状態ですからクリヤを薄めに塗った程度ではグラスの目は完全にはうまりません。とはいってもバルサ生地クリヤ仕上げの良い所で僕の基準ではそれほど気になりません。
飛行場で塗装をして帰宅後、シンナーが飛んだ状態でチェックしました。
ロゴはクリヤウレタンに沈み込んだ感じになりました。ロゴの周りの余白の水性ウレタンの段差は目立たなくなりました。®まできれいに映っています。ところどころ赤のインクが点状に抜けているのが残念です。胴体のこの部分は薄手のグラスを使ったのでグラスの目はほとんど埋まりました。
1回目のクリヤ塗装では虫が犠牲になりましたが今回は草の種が飛んできて付きました。野外で塗装するので止むを得ません。
写真では分かりませんが子細に見ると細かい綿ぼこりが付いています。
厚手のグラスを貼ったところでは吹いた直後はグラスの目が消えたように見えますが、シンナーが飛ぶとグラスの目が浮かび上がります。
グラスの目が残ったところと消えたところがありますが、グラスの目が消えていても時間がたてばグラスの目が出てくる、つまり、全面的にグラスの目が出てくるので妥協します(こりゃ自己正当化ですね)。
少なめに吹いたつもりですがタレができています。途中でエア缶を交換したので交換後にエアが強くなった時に塗料の出方が多くなったからだと思います(下手くそだからだとは認めたくない)。
全体にペーパーをかけてコンパウンドで仕上げるということはしませんが、タレ、ほこりや草の種が付いたところを局部的に修正してピカールかコンパウンドで艶を出してまわりの吹きっぱなしの部分と調子を合わせます。
塗装に区切りがついたので艤装を本格化します。胴体ハッチのキャノピー部や尾翼のホーンバランスの塗装は残っていますが飛ばせる状態には持っていけます。