こてるRCGFの改修と追加の作業①
こてるRCGFの再生は初飛行を終えたことで一段落し、初飛行の結果を踏まえた改修の段階に入りました(ということになるのかな?)。
また、未完成のカウルとキャノピーを完成させるための追加の作業が残っています。
キャノピーとカウルが塗装完成になる前にも飛ばしたいので飛行に必要なサブマフラーと空気抜きチューブの処理から手を付けます。
サブマフラーの固定
サブマフラーの固定をどうするか検討しました。
事故調査
サブマフラーが脱落した状況を見ると、前と真ん中のステーが胴体底板からはがれた一方、後ろのステーははがれず、押さえがサブマフラーと一緒にステーからはがれています。前が外れて前から後ろにこじられるように脱落したようです。
胴体底板にはダメージがありません。これにはホッとしました。
両面テープのはがれかたですが、接着面ではがれている部分もありますし両面テープのスポンジ?の層で破れている部分もあります。
どこではがれるにしろ、両面テープの接着力は強いものの合板をはぎとるほどの接着力はないようです。
改善策
ステーを底板に接着して置けば脱落はしなかったはずですが、サブマフラーに外力が加わったときに底板にダメージが及びます。
飛行中に脱落しないが何かの外力でサブマフラーが外れても胴体がダメージを受けないという都合の良い固定の仕方が良いわけです。
両面テープを使えば胴体側のダメージが避けられること、後のステーがはがれなかったことからかなり接着力が強いことが分かったので、両面テープでの固定はそのまま踏襲します。
同じことを繰り返しても能がないので両面テープによる固定をもう少ししっかりしたものにします。
前のステーの接着面積を増やすために3×5のヒノキ棒をくっつけました。両面テープを貼る面積を確保するとともに、前後方向のこじるような力に対抗できるようにするためです。
こびりついた両面テープは竹べらでこそげ落とし、アルコールでごしごしこすると除去できました。
両面テープでの固定がこれでもダメなら別の手を考えなければなりません。
空気抜きチューブの処理
タンクの空気抜きのチューブはサブマフラーのそばに出ています。
初飛行では写真のとおりテープで仮止めしていましたが空気抜きチューブから漏れるガソリンがサブマフラーにかからないようにチューブのガイドを付けることにします。
非常に狭苦しいところなので苦労します。バルサを何枚か重ねて小さなブロックを作って3mmのパイプが通る穴を開け、エポキシで固めます。
3mmのアルミパイプの抜き差しができるようにしたいと思って穴にエポキシ接着剤をすり込んでノイズレスチューブを差し込んで硬化させ、
硬化後にノイズレスチューブをグイッと押しだすとパキッと離型しました。
きれいにできた穴に3mmアルミパイプを差し込んでサブマフラー室の壁にエポキシ接着剤で固定しました。竹串を切ったもので硬化するまで固定します。
尾輪操向の仕組み
方向舵の向きと尾輪の向きがずれるとレバーが外れる仕組みは機能しましたが、30度くらいずれただけで方向舵と尾輪の連結が解けてしまいます。
離陸滑走では機体が真っすぐに進んでいるとき(尾輪がまっすぐ前を向いているとき)に右にラダーを打つことがあるくらいですから問題ないかもしれませんが着陸後に自分の所に戻すためにラダーを大きく操作したら連結が外れそうです。
そこで操向レバーを作り直すことにしました。
つる巻きばねは何回作ってもきれいに作れません。
多少はまともに出来たもので操向の仕組みを作りました。今度は尾輪の向きと方向舵の向きが60度くらいずれると連結が解けるようにしました。操向レバー?のきれいにコイル状になっていない箇所ははんだを多めに流してごまかしました。
うまく機能するか飛行場で試します。