こてるNGH カウルの工作 雌型の作成開始
カウルの雌型の作成を始めます。FRP工作については過去に何回も記事にしていますが新機軸(誰かのパクリかサル知恵)を試していますのでこれからの記事にも新しい内容が含まれます。
離型処理
雄型と台(こういうものに名前はあるんでしょうか)は水性スプレーで塗装してあります。

アルコールにも溶ける水性塗料に石油系溶剤が混じっているワックスを塗って大丈夫かと心配しましたが、まあ大丈夫です(完全に大丈夫とは言えない)。
本当ならウレタンか普通のラッカーが良いのですが素材がスタイロフォームですから仕方ありません。石膏型ではウレタンか普通のラッカーを塗ることができます。

雄型(母型)と台の間に隙間がありますから綿棒や柔らかいバルサの棒とかでワックスをすり込みます(竹串ではせっかくのPVAがはがれる)。
ワックスは塗って乾かして磨くということを3回繰り返しました。ワックスに油気が残っているとPVAが上手く乗りませんからしっかり乾かします。

特製PVA(PVA系洗濯糊に赤の顔料を混ぜたもの)をスポンジのハケで塗ります。赤に着色しているのでムラがないかどうかわかります。というか、塗れていないところはなさそうですがムラだらけなのがバレバレです。PVAのハケ目は雌型にそのまま転写されるのできれいな一様の膜ができてほしいものです。
どうすりゃきれいに塗れるんでしょうか?エアブラシで何回にも分けて吹いたら薄めのビニールフィルムができたようになってきれいに仕上がったことがあるのですが面倒でした。
まあ、ワックスも掛けてあるし離型はするでしょう(そうならいいな)。
積層開始
樹脂はお気に入りのセメダイン1500です。粘度が高いので作業性は良くないのですが固まってからの樹脂としての性能も良いので型だけでなく製品を作るのにも使えないことはありません。何よりもお値段が手ごろです。
いつも雄型と土台が直角につながる部分に樹脂と繊維が回らなくて苦労しています。今回は最近のFRP工作でうまくいったやり方を試してみます。手間はかかりますが素人には適したやり方だと思っています。
まず、樹脂だけ塗ります。

雄型と土台がつながる所には内装屋さんがコーキングするような感じで樹脂を盛ってRができるようにしました。粘度が高いセメダイン1500だからできることです。
気温が低くて硬化が遅いので今回はクロスが貼れるようになるまで2時間半かかりました。30分ごとに硬化具合を確かめなければならないので暇な年金生活者でなければできないやり方です。

樹脂が絶妙な感じでねばつくので腰の強いクロスでも跳ね上がることなく型にピッタリ貼りつきます。全体に一枚敷き詰めた状態にして硬化を待ちます。
一晩明けて硬化が進んだら樹脂を含浸させます。

積層用の樹脂ではないのでなかなか樹脂が浸み込みませんから焦らずに作業します。
雄型と土台のつなぎ目に気泡が出ていないようなので一安心です。この状態からすぐにもう一枚貼ればいいのでは?とも思いますがそういうことをすると1層目のクロスから2層目のクロスが浮き上がります。2層目も硬化を待ってから貼ります。
こんな工程で作業するので雌型一つを作るのに二日かかりです。