こてる32用の新主翼、製作編-12 翼端材Ver.1
翼端材の工作の続きです。
取付け部
翼端材基部も平面を出して取付け面を強化するためにエポキシ接着剤を塗って平らな面に乗せておきます。離型のためにクリヤファイルを使います。
クリヤファイルからペリペリときれいに離型できました。縁の部分のすべてに樹脂が回っているので成功です。
ネジが通る穴にエポキシ接着剤が回らないように養生しておきました。やることが細かいですね。写真の左上の丸い穴はバラストを入れるところです。バランスが取れたら翼端材で蓋をします。
翼端材
翼端材を主翼側の翼端材基部に取り付ける部分の細工をします。
ねじ止めする部分の合板がはまるようにザ・スリムの翼端材に溝を切って翼端材基部に密着するようにします。
主翼側に離型処理(セロテープを張る)して合板をセットし・・・
その状態で合板を翼端材にエポキシ接着剤で接着します。
めでたく離型できました。上が主翼から外した状態下はまだ主翼に付いている状態です。
主翼にならって外形を翼型に近づけます。
翼端材は半球断面にします。
イメージとしては米陸軍のP-51の翼端ですね。
翼端材は7mm厚のザ・スリムを2枚重ねにして14mmにします。2枚重ねにするのには別の理由もあります。
ザ・スリムの特性上、表面の硬くなった層をはがすと応力が解放されるのかそっくり返ります。
切り出した状態では真っ直ぐですが・・・
切り欠きを付けると、切り欠いていない方に引っ張られて曲がります。2枚貼り合わせれば曲がりが矯正できます。
溶剤系の接着剤は粘って整形に苦労しますから水性のタイトボンドで接着します。水性接着剤ですから乾燥に時間がかかります。何か良い接着剤はないものでしょうか。
主翼にもう一度取り付けて2枚合わせて翼型に整形し・・・
半円断面に整形します。同じ発泡ポリスチレンで同じメーカーの製品ですがスタイロフォーム(青いヤツです)より粘りがある感じでペーパーを掛けにくく感じます。とはいってもペーパーでの加工がほぼ不可能なEPPよりははるかに作業性は良好です。
ねじを通す穴は隠しようがないのですが紙のパイプを仕込んで美麗にします。
整形が終われば水性ウレタンで気泡を埋め、白の水性スプレーで仕上げます。グローエンジン機ですが生の燃料や廃油が掛かる所ではないので大丈夫でしょう(多分)。