年金生活フライヤーのブログ

ラジコン飛行機関連のブログ

ペットボトルでキャノピーを作る-2 透明キャノピー用ハッチの枠

 ペットボトルでキャノピーが作れそうな感触が得られたので透明キャノピー用のハッチの枠を作ります。


 キャノピーを透明にしても無人の飛行機が飛んでいたら違和感がありますからパイロットを乗せます。パイロットが乗っていれば計器板も付けたくなります。


 作業工程上、キャノピーができてからパイロットを乗せることになりますから後からパイロットを乗せられる構造にしなければなりません。


 パイロットを乗せ、外から見えるところは計器板を含め操縦席っぽくしたいので重くなるのは避けられませんが、それでもできるだけ軽くしたいところです。

ハッチの枠組み

 ハッチはキャノピー前方のバルサの部分とキャノピーのペットボトルである程度強度が確保できることを期待して簡素というかヘナヘナの構造にします。

 とは言ってもハッチにキャノピーを接着するときに歪んでは困るので4mm厚のバルサで補強します。4mmのバルサはキャノピーの接着しろも兼ねさせます。

ハッチ前方のバルサの部分

 軽く作るためにバルサブロックの削り出しではなく骨組みにバルサを張る構造にしました。オリジナルの設計図では二次曲面ですが、一枚のバルサで張るために一次曲面にしました。

 軽量化のためプランク材は1.5mmバルサにしましたから強度を持たせるため中間にも枠を入れます。経験則では枠やリブの間隔を80mm以下にしなければリブや枠を入れたところが竹の節のように飛び出します。

 胴体にあわせて断面を修正するとこうなります。薄い所がありますからグラスを貼らなければ実用上の強度が出ません。


 試作のキャノピーと組み合わせるとこんな具合です。
 このキャノピーは前の方にしわがよっているというか波打っている、パーティングラインが目立つところに来ている、ボトルに付いていた傷が見えるという微妙な出来なので作り直す予定です。

パイロット取付台

 計器板の下に操縦桿があり、操縦桿にパイロットの腕が届くという感じでパイロットの位置を決めます。

 パイロットはキャノピーを枠に取り付けてから下からねじ止めすることにして、ねじの下穴だけ開けておきます。パイロットが乗る台の前はふさがないでおいて、キャノピーを取り付けた後でもパイロットが出入りできるようにします。

ハッチ後部

 ハッチの最後部は1.5mmバルサを2枚貼り合わせた合板?です。

 キャノピーの厚さを計算に入れつつ現物合わせで切り出します。

 胴体側の受けに差し込んだ2mmのピアノ線をガイドにしてラッチの工作もやっておきます。ラッチのつまみのガイド?は合板に縦穴を開けるよりヒノキの細い角材を組み合わせて作った方が僕としては楽です。

 ラッチの両脇に支えを入れます。1.5mmバルサですが結構としっかりします。支えのバルサの木目の流れにこだわりが見られます。


 ここまで作業を進めていろいろ気が付きました。スタイロフォームのキャノピーのときはラッチの仕掛けをハッチ側に作っても塗りつぶしたキャノピーに隠れて何の問題もなかったのですが、透明キャノピーにするとこの辺の舞台裏が丸見えです。ごまかし方を考えなければなりません。


 もう一つ気が付いたことがあります。

 ハッチが全部できてからラッチの仕掛けとしてバネとホイールリテーナーを仕込むのですが、そのアクセスが難しいというか、ほぼ無理そうです。
 仕方がないのでアクセスを確保するためにせっかくふさいだハッチの底に穴を開けることにしました。行き当たりばったりで作業するのでこういうミスが起きます。外から見える所ですからただの四角い穴では見ばえがよくありません。写真のようにまず四隅を補強します。

 こんな感じの四隅が丸い穴を開けました。こうすると本物の飛行機の構造物っぽく見えます(と思います)。また、改めて見るとキャノピーの貼りしろを兼ねる4mmの補強材が実機のロンジロンのような雰囲気を出しています。コクピットの中を灰色系で塗ってバルサの目を消せば実機感が出そうです。

 作った穴からラッチの仕掛けにアクセスできるか試したところピンセットと竹串を使えばそれほど苦労しなくても組み込めることが分かりました。


 ラッチの仕組みの工作も終わり、ハッチの枠組みはほぼ完成です。重さを量ると15g弱でちょっと重めです。


 キャノピーを作るには1.5ℓのペットボトルが2本必要ですが、1.5ℓのサイダーを2本飲み終えるまで4日はかかります(それ以上のペースで消費すると糖尿病のリスクが高まる)。それまではキャノピーを作れませんからハッチ側の工作を進めます。

×

非ログインユーザーとして返信する