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NGH GT9-Pro 削った低速ニードルは効果があったけど、スロットルローターが閉まらない

年金生活フライヤー

 NGH GT9-Proですが、キャブレターの掃除の後何回か飛ばしました。飛ばせることは飛ばせますが低速から高速への立ち上がりが今一つという感じです。


 立ち上がりを良くするには低速ニードルを絞れば良いのですが、オリジナルの低速ニードルの仕様ではスロットルを7割以上開いたところから燃料供給が足りなくなります

 熟慮?を重ねた結果、立ち上がりの良さと全開付近での確実な燃料供給の両立を期待して先端を削った低速ニードル(低速ニードル改)を試すことにしました。以前のブログで「うまく回っているものをわざわざいじることはありません」と書いたのですが・・・言ってることがコロコロ変わります。ダメだったらオリジナルの低速ニードルに戻せば良いのです。


 このエンジンでは構造上、スロットルローターを外さなければ低速ニードルを外せません。スロットルローターを固定しているネジはキャブレターの裏側(シリンダー側)に付いているのでエンジンに付けたままではアクセスできません。

 つまり、低速ニードルを交換するにはエンジンからキャブレターを外さなければなりません。組み上がった物をバラしたくないし、面倒くさいんですけどね。

 スロットルローターを外した状態で低速ニードルを外側から締め込んでいくと低速ニードルがスロットルローターの中の方に外れます。

 取り付けるときはローターの内側から低速ニードルを差し込んでネジを左に回します。


 12月3日に飛行場に持っていって回してみました。低速ニードルをかなり絞った状態でもも高速ニードルによる燃料流量のコントロールは効くようになりました。オリジナルの低速ニードルではほぼできなかった全開付近で混合気を意図的に濃くする、というセッティングもできました。

 が、吹き上がりを良くしたくて低速ニードルを締めていくとスロットルローターが閉じられなくなってアイドリングを高くしなければならなくなりました。中速からの吹き上がりがよくなったのがうれしくて、よせば良いのにそれで飛ばしたのですが、降ろすときは着陸アプローチに入ったときにエンジンをカットして一発勝負で着陸させなければなりませんでした。


 なぜこうなったのかと言えば、

 スロットルローターを閉じて低速ニードルがスプレー側に近づくにつれ、低速ニードルがスプレーバーにどんどん入り込んでいくのですが、低速ニードルの段になっている部分がスプレーバーの出口にぶつかって引っかかり、それ以上はスロットルローターが閉まらなくなったということです。


 こういうことはグローエンジンでも起きます。

 これはOS55AXのキャブレターですが「アイドル調整バルブ」を締めすぎるとスロットルローター(OSの取説では「キャブレターローター」)に取り付けられたニードルに干渉して閉まらなくなります。


 ところで、低速ニードルの段差の部分がスプレーバーの出口にぶつかっていれば、スプレーバーは完全に塞がれて燃料が流れないはずですがエンジンは平気で回っています。つまりスプレーバーと段差の部分に隙間ができていて、そこから燃料が漏れ出ているわけですね。

 写真はこれまで使っていた低速ニードルですが、スプレーバーに入り込んで燃料を規制する部分にこすれた跡があります。鋼鉄の低速ニードルも削れることは削れるでしょうが、大きく削れたのはスプレーバーの方でしょう。


 スロットルローターと低速ニードルは同軸で回転していますから接触しないはずですが、

 6年も使い続けて36リットルも回してエンジンなので、スロットルローターとキャブレターの本体の間に目で見てわかるほどのガタができています。これにより低速ニードルとスプレーバーの軸がずれて擦れ合うようになっているのでしょう。


 これだけガタが来たキャブレターでは低速ニードルを交換しても、また、低速ニードルをいくらいじっても駄目かもしれません。まあ、完全に使えなくなるまで頑張ることにしてさらに調整を続けました。


 12月3日に続き、4日の午後も飛行場に出かけました。

 スローからの吹き上がりが悪くなることは覚悟のうえで低速ニードルを少し開いて、アイドリングでのスロットルローターの開きを小さくできるようにしました。

 地上でアイドルダウンで3,000rpm以下になるまで下がることを確認してから飛ばしたのですが上空を飛ばすとエンジンの調子が良くなるのか安全に着陸できるまで回転が下りません。そもそもスロットルローターを閉められないのですから話になりません。オリジナルの仕様の低速ニードルではアイドリングの混合気が濃いのでスロットルが開き気味でも回転が下がったのでしょう。

 着陸直後にエンジンを再始動して計ってみるとアイドルダウンでも4,000rpmくらいで回っていました。これじゃダメですね。

 2回飛ばしましたが2回とも着陸進入の途中でエンジンを切って着陸させました。12月4日はかなり日が傾いてきたので飛行と調整は切り上げました。これ以上飛ばすと機体が見えなくなります。燃料も残り少なになりました。


 先端を削った低速ニードル(低速ニードル改)に交換したおかげでスロットル全開付近での高速ニードルによる混合気の調整は可能になりましたが、吹き上がりを良くするために低速ニードルを締めるとスロットルが閉じられなくなるという問題が出てきましたオリジナルの低速ニードルでは中速以上の混合気が薄くならないように低速ニードルを開け気味にしなければなりませんでした。したがって、低速ニードルの段差でスロットルローターの動きを制限するところまで絞らなかったのでこの問題は起きませんでした

 対策を考えなければなりません。

 調整ができるまでエンジンとキャブレターが持つかな、という危惧もあります。グローエンジンに比べて運転コストが驚異的に低いこのエンジンを末永く使いたいのですけど・・・ダメかな?

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