ガソリンエンジンにまた苦闘
コクピットのグレードアップシリーズのキャノピーや計器板の工作はどうなってるんだと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、そんなにポンポン作業が進むわけがありません。飛行場の草刈りをするとか、孫の幼稚園の運動会を見に行くとかの工作以外の用事もあります。
停滞している作業がいろいろとある中、キャノピーや計器板はグレードアップしなくても飛ばすのに支障はない一方でエンジンは回らないと飛ばせません。ということでガソリンエンジンの細工を優先します。
NGH GT9-Proは、クランクシャフトのベアリングを交換しようと考えていたのですがオイルをSTIHLのHPウルトラに変えたところ「シャー」という機械的な雑音は上空を飛んでいる状態では聞こえなくなりました。ベアリングはまだ持つだろうなという感じです。一方、相変わらずキャブレターが不安定です。
飛ばすたびに低速ニードルと高速ニードルをいじらなければなりません。4,5回飛ばして調子が出た状態のニードル開度で日数を置いて回すとスロットルを7割くらい開いたポイントで混合気が薄くなって回転が続かなくなります。
2019年から6年以上、30リットル回したエンジンなのですがいじって直れば御の字なので無い知恵を絞っていじってみました。
燃料の供給を規制するダイヤフラム回りが不調で燃料供給が不安定になってるんじゃないかと検討を付けてダイヤフラムとメタリングレバーをいじりました。

「いったん組んだものはなるべくばらさない」という僕のポリシーに従って、エンジンは機体に積んだまま、キャブレターはエンジンに付けたままの状態でキャブの前の蓋だけを外してダイヤフラムを外しました。2.6mmのネジを4本外すだけなので手軽なものです。

キャブレター用の予備部品を一揃え確保していますからダイヤフラムを交換することにしました。使い込んだダイヤフラムは使えそうであるものの固くなっていました。弾力性のある新古品に交換してペコペコと軽く動くようになることを期待します。
「ダイヤフラム新古品」は3リットル回した段階で現行の「ダイヤフラム旧」に交換してストックしておいたものなので新品同様だと思います(多分)。

メタリングレバーは工場出荷時の設定ではメタリングレバーが高すぎてダイヤフラムに押されなくても燃料が流れっぱなしになるのでメタリングレバーの高さを低くして燃料のオーバーフローを防いでいました。
この辺の経緯は記事にしています。
あらためて4年近く前の記事を読み直すと「苦労してたんだなあ」との感慨がしきりです。今も苦労してるんですからすでに定年後はガソリンエンジンいじりがライフワークになっている感じです。
その状態で4年近く回していたのですが、ダイヤフラムの劣化と相まって最近は燃料供給が足りなくなってきたんじゃないかと考えました。そこで燃料供給量を増やすためにメタリングレバーを曲げてわずかに高くしました(写真はない)。
本当は何かをいじるときは1箇所ずついじった方が良いのですが今回はダイヤフラムとメタリングレバーの2箇所をいっぺんにいじりました。
ダイヤフラムとメタリングレバーの機能はダイヤフラムが動く量(メタリングレバーが下がる量)によって燃料の流量を精密に規制しているのではなくて燃料供給のオン・オフだけをしてるんだろうとの予測(この考えでいいのかな?)に基づいてこんな感じで雑にいじりました。・・・うまく行きゃいいんですけど。
10月8日、この日の用事が3時過ぎに終わりました。10月9日は台風が近づいて風が強くなる予報です。こりゃ実験しなけりゃいけません。

さて、10月8日の午後、日没までに1回は飛ばしたいと考えて大急ぎで飛行場に向かいました。4時すこし前に店開きが終わりました。

前回回したときの低速ニードルと高速ニードルのセットで調子よく回りました。最高回転数は9,800rpmです。こりゃ飛ばせるなと考えて1回飛ばしました。・・・ここまでは良かった。
ホクホクして地上でもう一度ニードルのセッティングを詰めようとしてエンジンを回したらしばらくして息をつき始めました。
「ゲッ」となりましたがこういう症状は電気系統の不調の場合に多発していたことを思い出しました。「そういや早く出発したいから受信機用バッテリーにだけ充電して点火ユニット用のバッテリーに充電してなかったよな」と気がついて点火用バッテリーと受信機用バッテリーを入れ替えてエンジンを掛けてみました。
エンジンは回りましたがすぐにサーボの動きが怪しくなり、リモートキルスイッチのパイロットランプが点滅し始めてエンジンの回転が続かなくなりました。
サーボの動きが怪しくなるのと同時にリモートキルスイッチも入ったり切れたりしているってことのようです。
帰宅後調べると点火ユニット用の電池は満充電で8.4Vになるはずのところが7.4Vに落ちていました。充電してみると1000mAhの電池に840mAh入りました。過放電領域に入る前に不調になって過放電を防止しているってところでしょうか。
電気系統が正常なら好調に回りそうではあるのですがダイヤフラムとメタリングレバーをいじってから50ccしか回していません。日を改めて再実験しないと本当に調子が良くなったのか確信が持てません。
別の記事で結果を発表?したいと思います。電気系統の不調の原因が本当に点火用バッテリーの充電不足なのかも確認しなければなりません。
2025-10-12追記:12日の日曜日に5回飛ばしたら好調に回りました。調整の効果はあったと素直に喜んでおきます。
さて、ガソリンエンジンがらみで困ったことが起きています。
ガソリン機を飛ばすときは750ミリリットルのアルミの携行ボトルにガソリンを小分けして飛行場に持って行っているのですが、10月3日、アルミの携行ボトルを玄関のタイルに落としたら口金からガソリンが漏れるようになりました。

口金がゆがんでるのが目で見ても(写真に写しても)分かります。ガソリンがにじむレベルではなく、ポタポタとこぼれるレベルです。10月3日はこんな状態の容器でガソリンを運んだのですが(一応ボトルが倒れないようにはしたんですけどね)、こんな危険なまねはやってはいけません。
10月8日は3リットルの鉄の携行缶で燃料を持って行ったのですが、3リットルの携行缶を自宅での保管用、750ミリリットルを飛行場への携行用にする運用が便利なので新しい携行ボトルを買う予定です。