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代替ドープ仕上げの電動機 代替ドープの実験、塗装編完了?

 久しぶりに天気が良くなって昼近くには湿度は50%を切る予報です。代替ドープの大詰めができそうです。

塗装は完了

 胴体と主翼、エルロン、エレベーターに仕上げの塗装をします。気温が上がって湿度が下がってきた10時頃から作業開始です。

 最初はかぶりが出にくいセルロースセメントを胴体に塗りました。

 2回塗るとすでに塗装を終えたハッチと同じくらいのギラ付き加減になりました。これで完成なのですが、表面をチェックします。

 ハケの毛が抜けてくっついていますね。これを取り除いてもう一回塗るとまた新しい毛が付きます。

 手で触れるくらいまで乾いたら800番のペーパーで水研ぎし、塗料を少なめに付けたハケで研いだところだけにセルロースセメントを塗ると目立たなくなります。胴体だけで8本くらいハケの毛が付いていました。

 こちらの毛は塗膜の中に埋まってしまっているのでどうにもなりません。

かぶりとの闘い

 昇降舵、主翼、エルロンは酢酸セルロースペレットを溶かした自作塗料です。

 調子よく塗っていたらひんやりした風が吹いてきました。その時塗ったところにかぶりが出ました。おそらく湿度が高くなったのでしょう。
 代替ドープを塗る、気化熱で表面が曇る、曇りはだんだんとれるが取れ切る前に塗料が乾いて曇りが残ったところの表面が白くなるという経過です。
 尾翼を塗った時は仕上げ段階でかぶりは出なかったのですが、今回は出放題です。わずかな湿度の差でかぶりが出る出ないが決まるようでデリケートなものです。


 塗料の乾きが遅くなれば塗料が柔らかいうちに曇りが飛ぶだろうと考えて、ひんやりした風が収まってから厚めに塗りました。

 かぶりはだいたい消えました。


 主翼とエルロンはかぶりを出したくないのでハケの動きが重くならない限度で濃い目の塗料で塗りました。
 そのおかげで1回で全体がギラギラし始めました。

 家に帰ってからの写真ですが、今回はこのくらいで終わりにします。

体重測定

 表面仕上げ後の重さを量ってみました。

 胴体のみで174g、生地完成から30gくらい増えています。

 主翼とエルロンは162g。生地完成から40g増えました。考えてみれば酢酸セルロースペレット50gを溶かした塗料をほぼ使い切ったのですから当然の話です。
 昔のメモを見ると36dm2の主翼をオラカバで仕上げると50g増えました。絹張りドープ仕上げ(の代替)はクリヤ仕上げならフィルム張りより軽くできそうです。仕上げをもっと簡略にすればもっと軽くできます。


 代替ドープの実験の塗装編は完結です。簡単にまとめれば、代替ドープの作業性はセルロースセメントも(オフィスアクセルの製品に限ってのことだけもしれませんけど)、酢酸セルロースペレットを溶かした塗料も本物のドープと変わりありません。
 ただし、アセトンをシンナーの代わりにするとかぶりやすいことに注意すべきだということです。

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