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代替ドープ仕上げの電動機 主翼の工作-4、代替ドープの性能(中間報告)

 主翼の工作を続けます。
 上側のプランクをする前にやっておかなければならないことをやります。
 まず主翼の抜け止め。

 硬めの1.5mmのスクラップバルサを切り出して抜け止めのフックがはまるソケットを作ります。

 こういう細かいものの細工をするときは接着剤を何かに出して竹串ですくって付けます。

 FRPのフックを仮に差し込んで位置決めしてソケットを主翼のリブとカンザシ受けパイプに接着します。フックは最後の最後にくっつけます。

 エルロンサーボのリード線のガイドパイプはプランクを終えてからでもつけられますがプランク材で蓋が付く前に細工した方が楽です。ガイドパイプはオスのコネクタが通るだけですから10mmのアルミパイプを芯にして作りました。


 次は上面のプランクです。


 上面をプランクして1mmバルサのウェブを貼り付ければDチューブ構造になって狂わなくなります。

 後縁材のプランクの前に部材の高さを揃えます。0.5mm以上高さが狂っていたので切り出しで削っています。精度が出ていないので最初からサンドペーパーで削るのは厳しいでしょう。

 後縁部の上側プランクは直線が出るようにアングル材を重しにします。

 主翼はだいたい完成です。エルロンはまだですけど。譲ってもらったバルサは何十年も経っているので茶色になっています。できるだけバルサの色をそろえましたが白の絹ではきれいには見えないでしょう。


 主翼だけ生地完成まで持って行って代替ドープの実験をしようかなとも思いましたが胴体も作ってしまうことにしました。
 こうなるともう代替ドープの実験ではなくなってきました。

バルサ工作の小ネタ

 僕はバルサがもったいないのでバルサという貴重な天然資源を無駄にしたくないので、無垢のシートから切り出す部材は主翼前縁付近のプランク材や胴体側板くらいです。その他の部材はプランク材や側板を切りだした端材をはぎ合わせて広いシートを作ってから切り出します。
 はぎ合わせの接着剤ですが、今回は水上機としても運用したいし、水性接着剤や瞬間接着剤が表面に出るとクリヤドープ仕上げでは見栄えが悪くなるのでセメダインCを使いました。

 平らなところでバルサを突き合わせてマスキングテープで止めて、

 セメダインCでくっつけ、表面に盛り上がった接着剤は乾燥がある程度進んでから、余計なところが削れないようにマスキングテープを巻いた切り出しで接着剤を削り取ります。
 タイトボンドのような水性接着剤ならはみ出た接着剤は水で湿らせたペーパータオルでこすり取ればよいので楽ですけどね。

代替ドープの耐グロー性、色は付いちゃうけどね・・・

 酢酸セルロースのペレットをグロー燃料に浸したら大丈夫だった、と以前の記事で書きましたが、実は1か月間自作のグロー燃料につけっぱなしにしておきました。自作燃料のものすごい青い色が移らないか試すのが目的でした。

 あざやかな青ですね。

 左は新品のペレット、右は1か月自作燃料に浸しておいたペレットです。ペレットの硬さなどに変化はないのですがアルコールと石鹸でグロー燃料を洗い落としても色が抜けません。色が染み込んでいるということです。耐溶剤性に優れているポリの内蓋にも色が移っていることから、PutoineのCastor Rの着色料(染料?)が強力なことが分かります。ま、色がついても侵されるということはなさそうな感じです。
 自分で使う分にはニトロメタンが3.3%の自作のひまし油系燃料での実験だけでよいのですが、「オレもやってみようかな」というもの好きな人実験精神があふれた方のために市販燃料でも試すことにしました。

 クロッツの赤い色が移るか、20%というハイニトロ?に耐えるかの実験になります。

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