こてる32用の新主翼、製作編-10 ヒンジ溝の加工、翼端材の細工
主翼の製作も終盤に差し掛かってきました。
ヒンジ溝
ヒンジ溝を切ります。ヒンジは愛用のアイエムのPPヒンジです。
カッターで切り込みを入れ・・・
爪とぎで溝を広げ・・・
PPヒンジは厚みがありますからこういうものでヒンジの溝を1mm弱まで広げます。商品名は何というのでしょうか。今も手に入るのでしょうか。
動翼の前縁に3mmバルサを貼り付けて仮止めするとエルロンと主翼が密着します。
断面はこんな感じになっています。この状態から整形して動翼の断面が主翼の断面になじんだ状態してから動翼が動くように前縁を削ります。
翼端材
この写真はものすごい技量のプラモデルのモデラーの方のサイトに載っていたものです。
米海軍のF6Fヘルキャットは主翼の翼端がぶつ切りですが水平尾翼の翼端は楕円形で、主翼と尾翼を別の人が設計したのかと思うほどで統一が取れていません。
こてる32の新主翼は、このシリーズの最初のブログで主翼の翼端をぶつ切りにすると書きましたが、ぶつ切りだとF6Fと同様、水平尾翼の形と統一が取れません。
気が変わって翼端の形を変えたくなった時のことを考えて翼端材に仕掛けをすることにします。
資材はこんな感じです。40年くらい前に買った灰色のマイクロバルーンをエポキシ接着剤のかさ増しに使います。
取付け用ナットを受ける台を1.8mmの合板で作って翼端材に取り付けます。
ナットを取り付け・・・
いつものとおり木粉入りエポキシ接着剤でナットを固定します。左翼の翼端材にはバラストを入れるための穴を開けておきます。
こうなるとこの部品は翼端材ではなく、翼端材基部と名前を変えなければなりません。翼端に何かを付けるか付けないか、付けるとしたらどういうものを付けるかは未定です。サイドフォースジェネレーター的なものを付けるかもしれません。
発泡ポリスチレン相手にねじを締め込めば座屈しますから内径2mmのノイズレスチューブを仕込んでおきました。
主翼に取り付ければ主翼本体、エルロン、翼端材基部をひとまとめに整形することができます。
脱線、19mm?3/4インチ?
さしたる根拠はないのですが僕は主翼のカンザシとして模型屋さんの店頭で見つけた19mmのアルミパイプを使っています。キットの修理用の部品のような感じです。
カンザシを使いまわそうとするとキチキチのときとスルスル抜ける時があります。
スルスル抜ける方は19mmぴったりですが・・・
キチキチの方は19mmより太く、バーニヤ目盛りを読むと19.1mmよりわずかに細いくらいです。てことは19mmじゃなくて3/4インチ(19.05mm)ということでしょうか。メートル法を使う国の業者が3/4インチの代替として19mmのパイプを使っているのかもしれません。
手持ちの主翼で調べてみると3/4インチのパイプが絶対に入らないものがあります。カンザシの太さをそろえて使いまわすことを考えていたのですがどうもうまくいきません。