こてる32用の新主翼、製作編-8 エルロンと翼端以外ほぼ生地完成
主翼の工作は段々最終段階になってきました。
アラインメントピンまわりや固定用ラッチの主翼を胴体に固定する仕掛けの工作にかかります。
主翼国定機構
主翼を固定するラッチの仕掛けやアラインメントピンは矩形翼と同じです。
同じネタで複数の記事を書くのはモラル的に問題があるかもしれないのでリンクを貼っておきます。
とはいえ、以前と違っているところや言い足りなかったこともあります。
主翼の取付け関係の工作ですから主翼を胴体に仮組みして様子を見ながら工作します。
主翼固定ラッチの爪を作ります。あまり荷重がかかる所ではないので1mmのFRP板で十分です。FRP板の切り出しにはテトラのカナノコを使います。
脱線ですけどテトラの商品が模型屋さんに入らなくなっているそうです。中学時代、日の出電工のブランドのボタン打ちのラジコンセットを買ったんですけど。日の出電工、丹菊モデルクラフト、テトラの関係はどうなってるんでしょうか。
主翼を胴体に取り付けた状態で胴体側から爪を押し込んで主翼のリブにマークを付けます。
爪の位置がずれるとえらいことになりますが、分かる程度にマークがついています。
アラインメントピンをうけるジュラコンのブッシュも胴体側のピンをガイドに取り付けました。
主翼取付けラッチの爪を固定するソケットの構成部品です。材料は硬めのバルサですが接着面をエポキシで固めておけばここが壊れることはないでしょう(実際、ここが壊れたことはない)。
爪をはめた状態でカンザシパイプと根元のリブに取り付けます。
胴体側のピンに爪を引っかけた状態でソケットにはまるか確認して・・・
リブとカンザシ受けパイプに接着します。ソケットの位置が決まったら仮止めし、爪を抜いた後でソケットとパイプの周りをエポキシ接着剤で固めます。飛行中には荷重はかかりませんが主翼の取付け取り外しのときに力が加わりますからそれなりの強度は必要です。
主翼の細かい細工
エルロンサーボのリード線のガイドパイプも取付けます。実用上は無くてもいいのですが運搬や保管中にエルロンサーボのコネクターをパイプの中に押し込んで邪魔にならないようにすることができるとかの利点があります。
タイトな穴にはめる時は花弁状に切り込みを入れた端末をすぼめて穴に通します。
切り込みを入れた部分を外側に折り曲げて接着剤で止めます。ゴリラウッドグルーが乾燥後も色が濃くならないので好都合です。こういう工作をするとF3Aの完成機並みの高級感が出ます。
エルロンサーボのホーンとロッドが干渉しない範囲で出口をふさぎます。リブとサーボハッチの枕材に段差がありますからそれを埋めます。
細長い台形のプランク材でフィルムの張り代を確保します。
サーボをセットするとこんな具合です。フィルムで引っ張られても骨組みはゆがまないでしょう。
主翼中央部の上面のプランクを始めます。
主桁の直後に貼るプランク材です。
プランク材を突き合わせていっぺんに張らないのは、後の方からアクセスして主翼中央部の主桁、プランク材、カンザシ受けパイプをエポキシ接着剤で一体化しようと考えたからです。
エポキシ接着剤を流した状態です。きれいに流れています(自己満足)。
後縁のプランク材までの区画のプランク材はバルサの端材を剥ぎ合わせて作りました。これを張れば主翼はエルロンと翼端材を除いて概ね生地完成です。