キャノピーを本物っぽくする-7、気に入らないところが出てきた
キャノピーのフレームの塗装は下地がきれいにできていないので塗装、ペーパーがけの工程を繰り返さなければなりません。
アサヒペンの水性スプレーを何回も吹かなければならないので作業が進みません。塗料の乾燥時間を使って人形側の工作ができるんですけど。
フレームの塗装は3回目を吹いてペーパーを掛けたらデコボコがかなりなくなりましたが色が抜けているところがあります。
失敗だらけなんですけどその中の一つをお目にかけます。スプレー缶塗料を欲張って厚く吹いたところです。一番下の色が抜けている所の下側に小さい穴が沢山開いているのが写っています。タレのようになったところを削るとこうなりました。
塗料に混ざっていたガスが抜けきる前に塗膜の表面が固まって気泡が閉じ込められてこうなったんじゃないでしょうか。
溶剤系のスプレー缶ではあまりこういうことは起きないのですが水性塗料のスプレー缶塗装ではこうなることがよくあります。ま、僕のやり方が悪いんですけど。
次の塗装でなおりゃいいのですがピンホールとして残るかもしれません。
最後の吹き付け
塗装、ペーパーがけを繰り返す根気が尽きてきたので4回目で仕上げることにします。薄くパラパラと何回かに分けて色が付くまで吹きました。
色が付くまで吹くとかなり厚塗りになりました。もはやどこにマスキングテープを貼ってあるかわからないほどです。
マスキングテープもろとも塗装がはがれたら大惨事ですから塗料が柔らかいうちにマスキングテープをはがすことにします。
はがしている途中の写真です。うまくいったところは見切り線がガタガタにならず、すっきりしています。ここまではうまくいっています。
マスキングを全部はがした状態です。ごらんのとおり失敗した部分があります。
キャノピーの前端は塗膜が厚くて乾燥が遅く、マスキングテープをはがしたときはまだねばねばの状態でした。塗膜がギザギザにちぎれています。修正できればいいんですが。
バルサの部分に塗料が付着していますが、ウレタン塗料の上ですからアルコールで除去できました。
ここも見切り線のマスキングはうまくいっているのですが、その次のマスキングをしっかりしなかったために毛細管現象で塗料が浸みこんでいます。
でも、PET樹脂ですからアルコールを含ませたティッシュで拭くとすぐ取れました。PETボトル製キャノピーでなかったら大惨事になっていたところです。
致命的な失敗もあります。
キャノピーの前と後ろをつなぐフレームという目立つところでテープもろとも塗膜がはがれました。見たところプライマーとPET樹脂の境界ではがれたようです(PET樹脂側にプライマーの残りがついていない)。このままでは非常に見苦しくなります。
修正作業
キャノピーの前と後ろをつないだところの塗料の剥がれは筆塗りで修正することにしました。
まず、プライマーを容器に吹いて、はがれたところに竹串で塗ります。
塗料は白の水性スプレーを容器に移したものです。吹いた直後ですから激しく泡が立っています。
泡がおさまってから筆で塗ります。1回で色が付くような生易しいものではありません。
次の塗装までに塗料が乾かないようにラップを被せておきます。
塗っては乾かしを繰り返して5回目の塗料が乾いた状態です。ほかの部分とつり合いが取れない仕上がりですが「こんなもんじゃないの」という感じです。
マスキングテープをはがすのが早すぎました。見切り線がきれいになっていません。このあと竹のスパチュラで修正しましたが多少ましになったかなという程度です。
ラッチの仕組みを組み込んで機体につけてみました。これでハッチの機能を果たせるようになりました。
技術不足のため雑な仕上がりですが1m以上離れてみればあまり分かりません。スケール機ぽっくなっています。
この段階になってから気になりだしたのですが、パイロットを取り付けるために板を張ってあるところがどうも気に入りません。パイロットの取付け方法を考え直すかもしれません。