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キャノピーを本物っぽくする-6、フレーム外側の塗装を開始

 ハッチの前部、キャノピー前方のバルサ部分は1回目のウレタンを吹いた後、出っ張ったところを重点に800番のペーパーで削って2回目を吹きました。

 シンナーが飛んだ後にチェックするとグラスの目が落ち着いた感じになって胴体の他の部分と違和感がなくなってきました。ほこりが付いたところがありますがタレもないしゆず肌になったところもないので僕の基準では完成です。これでフレームの塗装に進めます。

マスキングのやり直し

 フレームを塗るに際しては、一つのフレームの裏と表の色が違うということにしたいので裏側の塗装のラインにぴったり合うようにマスキングしなおします。

 以前のマスキングを全部はがすとこんな具合です。うまいこと外側のフレームを塗れればかなりな出来になりそうです。

 できる限り正確にマスキングします。フレームの外側を白に塗ればフレームの外側が白、内側が機内色という感じになるはずです(そうなればいいけど)。

本番の前に実験、プライマーの効果はある

 プラスチック用のプライマーのたぐいを使うのは初めてなので練習を兼ねてどのくらい食いつきが良くなるか実験することにして、アイロンをかけて歪んでしまったキャノピーをテストピースにしていろんなパターンを試しました。
 プライマーを吹くと溶剤系の強い匂いがします。ベランダで吹いたのは失敗で、河原で吹くべきでした。
 このプライマーが使えないプラスチックとして溶剤に弱いポリスチロール(プラモデルの材料)やポリカーボネートが挙げられていることを考えると強力な溶剤を含んでいるのでしょう。

 プライマーが乾いた状態です。こんな具合にマスキングテープで区切って吹いてみました。プライマーは吹いた直後はテラテラですが乾燥するとうっすら濁った表面になります。



 説明書通り2時間乾かした後、水性の白スプレーを吹きました。塗料に混ざっているガスが塗装表面で気化して泡だらけになります。気温が低いためか塗粒も細かくならずご覧のとおりの仕上がりです。乾かない状態での流動性が低いのでしょう、吹いた直後の粒々が隣同士くっついて平らになるということがあまりありません(レベリング性が悪い)。
 水性塗料ですが水気が飛んでも強烈なにおいがしてしばらく硬くなりません。ということは乾燥後に反応が進むのでしょうか。

 時間をおいて2回吹いてからマスキングをはがしました。いい加減にマスキングしたのでテープの下に塗料が回っています。
 塗面のブツブツは塗料に混ざっていたガスの泡が潰れきれなかったものです。気温が低いのでガスの気化が悪いので泡がつぶれない、塗料の粘度が高くて泡がつぶれてもクレーター状の跡が残るということのようです。
 溶剤系のスプレー缶の塗料では吹いた直後に塗装表面が泡立ってもすぐに消えますがこの塗料の場合は違います。

 団子の串で作った特製スパチュラでこすってみました。はがそうと思えばプライマーを塗ったところもはがれますがはがれ方が違います。
 プライマーを塗っていないところはスパチュラでこすったところ以外の塗膜もはがれる塗膜に引きずられて剥がれますが、プライマーを塗ったところはこすったところだけ塗膜がはがれる感じです。PET樹脂をサンドペーパーでこすって足付けしたところは食いつきが良くなっています。
 はがれた状態を見ると、塗料とプライマーの層が剥離するのではなくプライマーがPET樹脂の表面からはがれている状態でした。
 PET樹脂、プラスチック用プライマー、水性塗料の組み合わせは、塩ビにタミヤのポリカ用のスプレーのような塩ビ系スプレーやウレタンを塗ったのに比べれば食いつきはかなり悪いのですが、故意にはがそうとしなければ結構密着し、自然にポロポロはがれていくということはなさそうです。
 プライマーは極薄の両面テープのような機能を果たしているんだなという印象です。


 フレームの内側が機内色、フレームの外側が白で塗ってある感じになったかと言えば、まあなっていますね。前の方は内側から機内色を塗ったバージョン、後は外側から機内色、白の順に塗ったバージョンですが、内側に塗装した方がフレームの厚みが表現できて質感が上のような気がします。

フレームに白を吹く

 実験の結果がどうであれ、今回のキャノピーでは今さらやり方を変えることはできません。

 プライマーを十分乾かして水性スプレーを1回吹きました。厚塗りしたら泡がたくさん残りました。

 泡のほかにもアラが目立ちます。PET樹脂がささくれ立って塗面から飛び出しているところがあります。粘りがある樹脂なのでこうなります。

 塗料がある程度硬くなってから白をそぎ落とさないように気を付けて軽くサンディングしました。へこんでいる所には白のスプレーを容器に吹き出して竹串でチョンチョンと盛って行きました。こんなことがうまくいくんでしょうか。
 フレームであることを再現するためと凸凹をならすためにさらに何回か吹かなければなりません。
 下地がちゃんとできていないし、試行錯誤しながらなのでフレームの塗装は1日では終わりませんでした。この工程はまだ続きます。

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