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キャノピーを本物っぽくする-1

 ペットボトルでキャノピーを作ることに成功したのでこのキャノピーを本物っぽくします。
 キャノピーのボロ隠しのためにはスケール感アップのためにはフレームを付けるのが有効です。

フレームを付けるといい感じ

 キャノピーにフレームを付けたらどう見えるか白のビニールテープで仮のフレームを貼って様子を見ます。

 キャノピーの前後の継ぎ目に合わせてテープを貼ってみるといい感じです。うまくフレームを付ければかなりなクオリティーになりそうです。

どうやってフレームを再現するか

 ネットをあさるとキャノピーの上に別部品のフレームをつける作例が結構あります。ラジコン技術の紫電の連載では真ちゅう板で風防と天蓋の枠を作ってしまうんですからすごいものです。
 初めて本格的なスケール機っぽいキャノピーを作ろうというのにそういうことのマネをするのは無謀ですからできる範囲でマネするか独自に考えることにします。

クラフト紙は使えるか

 クラフト紙をキャノピーに貼り付けてフレームの感じが出せないか試作品のキャノピーで試すことにします。

 実験に使った接着剤などです。

 こんな感じで貼り付けました。

 乾いてからはがしてみました。相手がPET樹脂ですから力を加えればはがれます。はがれ方は次のような感じです。


① コニシのウレタン系の「ウルトラ多用途SU」:ウルトラ多用途と言えども強い力が加えればはがれます。はがれる時は接着剤が紙の方にもっていかれます。この接着剤でははみ出た接着剤の処理に困る、貼りにくいという欠点があります。
② アメリカ製の水性の「キャノピーグルー」:塩ビとウレタン塗装面にはしっかりつきました。はがれる時は紙の方が先にちぎれる感じです。乾いた後も弾性があります。
③ 水性ウレタン塗料:塗料だけにPET樹脂にもある程度食いつきます。したがって接着力もキャノピーボンド並みです。
 キャノピーボンドと水性ウレタンとでは接着力にそれほど差はないのでサンドペーパーで表面をならしやすい水性ウレタンで貼りつけることにしました。

キャノピーの裏側の処理も必要

 キャノピーの表面にクラフト紙を貼るとフレームの裏側が見えます。ということでフレームの裏側になる所をコクピット内部と同じ色で塗ることにします。
 PET樹脂に塗装するのは初めてですから塗装する前にマスキングテープもろとも塗料がはがれるという悲劇が起きないか確かめました。

 乾燥前でも乾燥後でもテープと一緒にはがれるということはありませんでした。

 塗ったところにテープを貼ってはがしても大丈夫です。もちろん竹串のスパチュラでこすればはがれますが何もしないでもパリパリはがれるということはなさそうです。手で触るとところではないので大丈夫でしょう(そうだといいな)。

 表側のフレームと同じところを塗れるようにマスキングします。めんどくさいのですがプラモデルのゼロ戦等の枠のマスキングよりは楽でしょう。

 トールペイント用の塗料は乾燥が早いので作業が進みます。2回塗ったら色が付きました。マスキングテープをはがしても幸い塗料ははがれませんでした。

 塗料が乗ったところで枠と接着しようとしてもすぐはがれるでしょうから見えるところだけ塗るようにしました。
 いじっているうちに傷が付かないようにキャノピー全体にマスキングテープを貼っておきます。
 塗ってから気が付きましたがPET樹脂に塗装するときはミッチャクロンとかのプライマーを吹いておいた方が良かったかもしれません。接着剤の食いつきも良くなったかもしれません。いずれ実験したいと思います。

コクピット内部の追加工作とキャノピーの接着

 実機の資料を見ると、キャノピー(風防)の内側に胴体の外板が来ている機体ではキャノピーの内側に来る外板を機体の内部色で塗っている例が多いようです。

 それに習ってキャノピーの内側の部分にも塗装します。これでコックピットの内側は実機を縮小したわけではありませんがスケール機のような感じになりました。
 キャノピーの内側の塗装も済んでいるのでこの段階でキャノピーを接着します。計画ではバルサの部分にウレタンのクリヤを吹いてからのはずでしたがクリヤが品切れでしたし、「付けられるんじゃないの?」と思ったら我慢できなくなりました。


 この機体ではキャノピーもハッチの枠もヘナヘナな状態ですからハッチを胴体に付けない状態で接着したらハッチ全体がゆがむ可能性があります。ハッチがゆがんでラッチの軸が胴体の受けにはまらなくなったら悲惨です。

 ラッチを使ってハッチを胴体に取り付けた状態でキャノピーを接着します。キャノピーをマスキングテープで仮付けしてキャノピーを少しずつこじ開けて水性のキャノピーグルーをキャノピーとハッチの枠の間に流し込みました。全体を一気に接着できないので要所だけを接着し、接着剤の乾燥を待ちます。
 こうして見ると受信機のスイッチがキャノピーを開閉するハンドルのような雰囲気になっていい感じです。


 今日の作業はここまでです。ハッチがキャノピーごと「パカッ」と外れてくれることを祈ります。

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