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ペットボトルでキャノピーを作る-5 実機らしく見せる①

 機体全体はバルサの生地のクリヤ仕上げといういかにも模型という感じですが、パイロットが乗るキャノピーの内側は実機の雰囲気が出るようにします。

 こてる32のキャノピーまわりは実機のSlick 360に似ているのでこれをまねすることにします。

キャノピー内側の塗装

 ヘッドレストとコクピットの底(にしては浅い)の継ぎ目が気になります。

 水性の接着剤(タイトボンド)で継ぎ目を埋めます。余計なところに接着剤が回らないように養生してすり込んでテープをはがします。


 バルサの生地のままでは耐久性に問題があるので表面処理をすることにし、とりあえずエポキシ樹脂をなすりつけて軽くサンディングしました。

 さらに水性ウレタンを塗りましたがエポキシ樹脂をなすり付けておいたおかげで水分が浸みこんでバルサが膨らむということはありませんでした。バルサに直に水性ウレタンを塗っていたらひどいケバができていたところです。

 クリヤの水性ウレタンが乾くと艶が出て木製カヌーのような良い風合いになりました。これでも行けるのでは?と一瞬思いましたがフルコンポジット(だったかな?)のSlick 360のマネですから木造ではまずいので色を付けます。


 僕が昔乗っていた装甲車や戦車では車体の内側は白で塗られていました。ハッチを全部閉めて薄暗くなってもものが見えるようにするためだったのでしょう。
 飛行機の場合、内側の色に決まりはないようですがまぶしくならないように?グレー系で塗装されることが多い感じです。
 色塗りにはキャノピーの内側には耐グロー性はいらないだろうということで水性アクリル塗料を使うことにしました。模型を趣味にする者ならばプラモデル用を使うべきでしょうが僕は妻のトールペイント用の塗料を使います。木に塗るのですからトールペイント用の方が良いかもしれません。

 Made in the U.S.AのStonewedge Greenという色にします。ウグイス色というかなんというか、目に優しそうな感じです。左は艶を調整するために用意した水性ウレタンのクリヤです。この容量(69cc)で実売価格が240円ですから割安です。
 ちょっとゆるい絵の具という感じで塗料とは違う感じす。エアブラシとかに対応しているかはわかりません。

 Matteということはつや消しなので筆塗りでもハケ目が目立ちません(自己正当化)。
 水性塗料なので枠が反らないように胴体に仮付けして乾燥を待ちます。
 3回目を塗ると一様な色になりました。木目(導管)やバルサの継ぎ目は残っていますがあまり気になりません(妥協)。
 キャノピーの接着しろになる側面に塗料が回らないようにマスキングしておきます。

計器板

 翼幅が約1300mmの僕の飛行機は寸法的には翼幅7~8mのホームビルト機や小型アクロバット機を1/5くらいに縮小したことになります。このくらいのスケールだとあまり手抜きはできません。

 これはホームビルト機RV-4のアナログ式計器が主体の計器板です。
http://jdfinley.com/solidworks-new-rv-4-instrument-panel/
 これを再現するのは大変です。


 こちらはSlick 360の計器板です。凸凹が少ないので再現は楽です。
Slick 360 Light Aerobatic Aircraft - Aerospace Technology
 今回は近代的なEFIS(Electronic Flight Instrument System)仕様ということにして、計器板にディスプレーの表示された画像を貼り付けてつまみやスイッチをそれらしく配置することにしました。


 計器板と胴体外板との関係はどうなっているかネットの写真を調べると特に決まった仕様はなさそうです。外板の内側に納めることにしました。

 計器板を外板の内側に納めることにして型紙を作ります。

 塗装する場合は水性塗料を使うので厚紙が反らないようにエポキシ樹脂を浸み込ませておきます。
 計器板がシボ加工風になることを期待して、黒の厚紙の両側にエポキシ樹脂を塗ってシボ加工風のプラスチックの板で挟みました。

 シボ加工風になったかは微妙ですがハッチの枠にはめ込むとコクピットらしさが出てきました。

 印刷したEFISのディスプレー画像をあてがうとこんな感じです。遠目に見るといい感じですが印刷精度が微妙です。ネットでタダで拾った画像ですから画質が悪いのは当たり前で印字品質を上げても駄目だと思います。お金を出して画像をダウンロードできるサービスもあるのでそれを写真用紙に印刷すれば高品質なものができるでしょう(僕はしませんけど)。


 計器板用に黒い厚紙を使えば塗装しなくても済むと思いましたがいまいちな感じなのでハイクオリティーな製品を作るために塗装します。


 今日の作業はこのくらいです。


 スケール機を作ったことがないのでコクピットの細工は初挑戦ですが、ボタンやらスイッチやらもそれらしく作ろうと思います。キャノピーの材料がそろうまで時間がかかるのでじっくり作業できます。


 ラジコン技術に連載されている紫電の製作記事はコクピットまわりの工作になっていて良いタイミングです。できる範囲でマネしようと思います。

脱線、送信機が直った

 フタバに送った送信機が帰ってきました。ガソリンエンジンの点火ユニットをカットするのに使う右肩のトグルスイッチの調子も悪かったのでこれも直すように頼んでおきました。修理明細書を見てもトグルスイッチを交換したことくらいしかわかりませんが動作確認すると不具合はなくなっていました。
 金曜日の夕方にこちらから発送、月曜日にフタバで受付け、翌日に発送、水曜日に届いたということです。仕事が速いですね。国交省の特定区域の変更届出の審査もこの速さを見習ってもらいたいものです。
 これで土日は安心して飛ばせます。

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