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こてる32を作る-33 胴体ハッチ

 カウルと脚取付け部カバーの粗削りが終わって胴体と一体化させてペーパーがけができる状態になりました。動翼もペーパーがけ待ちです。これらの作業は屋外でやるのですが12月になっただけにちょっと寒いし風もあります。
 ということで屋内でできる作業として胴体ハッチの工作を再開します。

胴体ハッチの工作

 胴体ハッチの骨組みと前の方のバルサの部分はできています。いつかはペットボトルで透明のキャノピーを作って自作の人形を乗せたいものですが今回もキャノピーの部分はスタイロフォームにします。
 スタイロフォームでのキャノピーの製作はまとめてシリーズ化しています。

 また、別の機体の製作記事でも書いています。

 同じ内容を書いてもしょうがないのでこうした記事で書き漏らしたことを説明します。

スタイロフォームの切り出し

 スタイロフォームの型紙はスタイロフォームのブロックを挟んで熱線カッターできる関係で同じ形のものが2枚必要です。同じ形のものを作るには、厚紙を2枚重ねてハサミで切るというのが簡単確実です。


 スタイロフォームの大きなかたまりから直接切出すことはかなり難しいと思うので(僕はやったことはない)ほぼ直方体のブロックを切り出します。2枚の型紙がきちんと平行に取り付けられるように少なくとも2面は直角にします。 

 ブロックを切り出す治具はこういう手作り感があふれたものです。

 一番前と一番後ろのブロックは現物合わせで45度にカットしますが、外形を切って、肉抜きもしてから、改めて切り離した部材を元どおりに組み合わせて四角のブロックにしてカットします。

 45度にカットするときは角から両方に同じ寸法だけ離れたところにガイドの厚紙をくっつけます。

 こういう製品にするのですが、四角いブロックの状態でなければ斜めにカットすることは無理でしょう。

 切り出したブロックを骨組みに乗せた様子です。手前に並んでいるのはブロックから肉抜きしたものを並べたものです。遠近法の関係で手前に置いた肉抜き分が大きく見えるんだろうと言われるかもしれませんが肉抜きするとかなり軽くなります。
 接着剤は、発泡ポリスチレンに使える溶剤系の接着剤で切削性が良いものに巡り合っていないのでカリカリに乾いて万一表面に接着剤が出てもペーパーで削りやすいタイトボンドを使います。
 一番後ろのブロックはラッチの仕掛けと干渉しそうですからこの段階では置いているだけです。ラッチとの組み合わせ確認してから接着します。

ラッチ

 ラッチの工作は、ハッチと胴体を組み合わせた状態で軸が通る穴を開けると簡単確実で精度も確保できます。

 胴体側の穴を3mmに広げてノイズレスチューブを仕込みます。アイエムのノイズレスチューブはエポキシよりも瞬間接着剤の方がしっかり固定するような気がします。
 さて、驚愕の事実ですが、同じ内径2mmのノイズレスチューブでも2mmのピアノ線がキシキシきしむものとしっくりはするけれどスルスル動く組み合わせもあります。スルスル動く組み合わせでラッチを作ります。


 ラッチは作るたびに構造が変わります。今回は簡単な構造を目指しました。

 まず、合板に3mmの穴を開けてノイズレスチューブを瞬間接着剤で固定します。これが軸受けになります。


 胴体側のノイズレスチューブに突っ込んだピアノ線に軸受け、ホイールリテーナー、ばねをはめて寸法を取り、簡単な図面を書きます。

 ラッチのつまみになる3mmネジのガイド兼枠を作ります。

 こんな具合に軸受けと一体化させます。
 写真をアップしてから気が付きました。ガイドをもっと後ろに伸ばしてバルサの部分にくっつけるべきでした。

 つまみのガイドはキャノピーのラインになじみそうです(それを狙ったんですけど)。

 ラッチ機構(?)の周囲を補強し、スタイロフォームで囲みます。

 一番後ろをふさいでラッチ機構の固定は完了です。


 試行錯誤が入ると時間がかかりますがキャノピーはいつもの慣れた工法ですから半日でここまで作業が進みました。
 でも、これから先の表面処理に時間がかかるんですよね。

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