こてる32を作る-19 主翼④、パイプの取付け、エルロンサーボベッド(続き)
カンザシ受けパイプに蓋ができたので主翼に取り付けます。
左の状態になったら周囲をトリミングして右の状態にします。
蓋はカンザシが突き抜けないようにするためのものではなく密閉性を確保するためのものです。突き抜け防止のためならつっかえ棒的なものを付けておけば良いのです。
カンザシ受けパイプまわりのエポキシ作業するときにはパイプの変形を防ぐためカンザシを差し込んだ状態で工作します。このときパイプとカンザシの間にエポキシ樹脂が流れると大惨事になりますから蓋を付けるわけです。僕はカンザシが抜けなくなって片方の翼を作り直したことがあります。
カンザシ受けパイプの取付け
カンザシ受けパイプの取付けを始めます。
治具にカンザシをセットし、パイプを差して主翼に突っ込みます。うまく入らなければ当たる所を削ります。工作精度が出せないのでブカブカに作って隙間を樹脂で埋めます。
30分硬化型のエポキシ接着剤でパイプをリブに点付けします。
ブカブカに作っておく理由をご覧ください。パイプが下の方に来ていますが、治具に従えばこれが正しい位置になります。
カンザシを差して胴体に付けてみます。翼根と胴体側面が「ほぼ」平行になっています。これくらいなら僕的には成功です。
この状態で飛ばしたら主翼は確実にバンザイします。接着剤が硬化したらカーボンロービング、ガラスクロス、エポキシでがちがちに固定します。
右翼も同じような作業をします。
エルロンサーボ関連
サーボ台(兼エルロンサーボハッチ)を取り付けてみます。
結構タイトですが上手く納まったように見えます。サーボのリード線の処理もうまくいきました。が、ホーンを出すところが狭いのでサーボを付けた状態でエルロンサーボハッチを取り付けようとしてもコントロールホーンが引っ掛かります。ホーン用の切れ込みを5mmくらい外側に広げなければなりません。フィルムを張った後になってでこういうことに気が付いたら大変なことになります。
外側から見ればこんな具合です。ハッチが出っ張っているのは設計ミスや工作技術が未熟なためなのではなく意図的なものです。後で翼型なりに削るために余裕を持たせています。
細かいことですがプランク材を切り開いたところがささくれています。カッターの刃をケチるとこうなります。